岩城製薬がリアップのジェネリック・ミノグロウを発売

日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

 

またまたリアップのジェネリックが発売され、ミノキシジル5%製品は8品となりました。

 

はじめに

8月にアンファーがリアップのジェネリック・メディカルミノキ5を発売したのを皮切りに、

次々と、

4ヵ月の間にリアップのジェネリックが6製品も発売されたのですが、

 

なんと、、、

岩城製薬がミノグロウを発売していたことが判明しました!

 

これで、ミノキシジル5%製品はリアップを含めて8製品。

 

増えすぎて何が何だか分からない状況になってきましたが、

岩城製薬のミノグロウとはどんな製品なのでしょうか?

 

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岩城製薬がリアップのジェネリック・ミノグロウを発売していた

先日、イオン系列のパピコムがミノキシジル5%製剤を発売したことをお知らせしたばかりなのですが、

岩城製薬が11月6日に、

ミノキシジル5%製剤であるミノグロウを発売していたことが判明しました。

 

 

詳しく読む ⇒ 岩城製薬プレスリリース

 

11月6日ですからなんと1ヵ月も前に発売していたのですが、

ネットでも話題に上がらず、私も全く気付いていなかったのですが、

リアップのジェネリック製造申請会社を検索していた偶然見つけたのです。

 

ミノグロウの発売元の岩城薬品とは

ミノグロウを発売したのは岩城製薬です。

岩城製薬とはあまり聞かない会社名ですが、

医薬品やファインケミカルの製造販売会社です。

 

医薬品事業では、ジェネリック薬の製造販売を中心として、副腎皮質ホルモンなどの皮膚外用剤や外用抗真菌剤が中心ですが、

プロペシアのジェネリックのフィナステリド「TKC」も販売しています。

 

ミノグロウの製造元は大興製薬というジェネリック薬の製造会社で、

  • 発売元    : 岩城薬品(株)
  • 製造販売元 :  大興製薬(株)

ということになるのですが、

 

先日、発売されたパピコムのミノファイブは、

 

  • 発売元    : 小林薬品工業(株)
  • 製造販売元 :  大興製薬(株)

でしたので、

ミノグロウもミノファイブも製造元は大興製薬とおなじです。

 

岩城製薬のプレスリリースでは販売店舗などの記載はありませんが、

一般のドラッグストアーで販売されるものと思われます。

 

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岩城製薬のミノグロウの効能・効果

ミノキシジル5%の製品は、

  1. リアップX5プラス(大正製薬)
  2. メディカルミノキ5(アンファー)
  3. リグロEX5(ロート製薬)
  4. ミノアップ(東和薬品)
  5. ミノゲイン(サンドラッグ)
  6. ミノキシジルローション5%・JG(日本ジェネリック)
  7. ミノファイブ(パピコム)
  8. ミノグロウ(岩城製薬)

と8月にメディカルミノキ5が発売されて以来、4ヵ月ほどで8製品になってしまいました。

 

ミノグロウが発売されリアップのジェネリックは7品となった

 

岩城製薬のミノグロウの製品概要を参考に、

ミノグロウの製品概要をまとめてみました。

 

販売名  ミノグロウ
分類   第1類医薬品
有効成分  ミノキシジル 5.0g/100mL(5%)
添加物  エタノール、ブチレングリコールなど
効能・効果  壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防
用法・用量  1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗布
容量   60mL

ということで、

  • 有効成分  は、 ミノキシジル5%
  • 効能・効果 は、 壮年男性の発毛と脱毛予防
  • 用法・用量 は、 1回1mlを1日2回

ということで、

リアップ、メディカルミノキ5、リグロEX5、ミノアップ、ミノゲイン、ミノキシジルローション5%・JG、ミノファイブと全く同じです。

 

添付文書には何も書いていませんが、

  1. 女性
  2. 未成年者(20歳未満)

が使用禁止であることは他のミノキシジル5%製剤と同じですからご注意ください。

 

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パピコムのミノファイブの価格

ミノファイブの、

  • 効能・効果
  • 用法・用量

は既に販売されているミノキシジル製剤の6製品と同じですから、

気になるのは価格です。

7製品の価格を比べてみると、

 

商品名 発売元 容量 価格(税込)
リアップX5プラス 大正製薬 60ml 7,611円
メディカルミノキ5 アンファー 60ml 7,800円
リグロ EX5 ロート製薬 60ml 7,560円
ミノアップ 東和薬品 60ml 7,612円
 ミノゲイン サンドラッグ   60ml 5,378円
ミノキシジルローション 日本ジェネリック 60ml 7,560円
ミノファイブ パピコム 60ml 5,378円
ミノグロウ 岩城製薬 60ml 5,378円

 

ということで、サンドラッグのミノゲイン、パピコムのミノファイブと同じ5,378円で、

ミノキシジル5%製品の中では最安値です。

大正製薬のリアップX5プラスに比べて-2,230円と30%も安くなっています。

 

大正製薬のリアップでは、

  1. 臨床成績
  2. 有効性成績
  3. 副作用

などの多くの試験成績の提出が必要で、

リアップには発毛データや臨床データがあるのです。

 

ジェネリック薬では、

  • 生物学的同等性試験
  • 安定性試験

の成績だけで承認されるのです。

 

ジェネリック薬のメリットはなんといっても低価格なのですが、

ミノファイブも、これぞジェネリックの価格ですね。

 

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今後のリアップのジェネリックの発売予想

リアップの特許が切れた後に、

ジェネリックの製造申請した主な会社は、

 

商品名 経緯 申請者 発売元
メディカルミノキ5 発売済 東亜薬品 アンファー
リグロEX5 発売済 ロート製薬 ロート製薬
ミノアップ 発売済 リョートーファイン 東和薬品
ミノゲイン 発売済 廣昌堂 サンドラッグ
ミノキシジルローション 発売済   日本ジェネリック
ミノファイブ 発売済 大興製薬 パピコム
ミノグロウ 発売済 大興製薬 岩城製薬
加美乃素デルタ シオノケミカル  

 

などです。

 

同一会社が複数の商品名で申請しているものもありますが、

申請した会社はほとんど発売に至っており、

唯一、加美乃素デルタは未発売です。

 

8月にアンファーがメディカルミノキ5を発売して以来4ヵ月。

大手の、

  • ロート製薬
  • 加美乃素本舗

もリアップのジェネリックを発売すると予想されていたのですが、

ここまで混戦状態となってしまい、加美乃素本舗がこれから発売するメリットはないように思われます。

 

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