産後に抜け毛が多いなら産後脱毛症です

日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。

 

はじめに

産後に抜け毛が多く驚くことがありますが安心してください。

これは、産後脱毛症といわれ、多くの妊産婦で見られることです。

産後脱毛症はやがて治まりますが、できるだけ抜け毛を防ぐ方法とは、、。

 

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産後に抜け毛が多いなら産後脱毛症

産後に抜け毛が増えて悩む女性は貴女だけではありませんから、安心してください。

産後に抜け毛が増えるのは、分娩後脱毛症あるいは産後脱毛症とも呼ばれます。

 

産後脱毛症は、程度の差はあれ、分娩した女性の50~70%で見られ、珍しいものではなく、病気と言うよりは生理現象といっても良いかも知れません。

産後脱毛症は、出産後2ヵ月目頃から見られるのが普通で、髪の毛がごっそり抜けたり、髪の毛の太さが細くなったりし、特に、洗髪時にはゴッソリ抜けたり、起床時に枕カバーに沢山の抜け毛を見て驚く人も多いのです。

 

産後脱毛症は、実は、髪の毛だけでなく体毛、例えば陰毛でも見られるのですが体毛の脱毛には気付かない女性も多いようですが、貴女はいかがでしょうか。

 

産後脱毛の原因

産後脱毛症については、このサイトでも何回か取り上げたことがあるのですが、読者からの質問があり再度、取り上げてみました。

産後脱毛症は、上にも書きましたように、多少は人によって異なりますが通常は出産2~3ヵ月頃から抜け始め、産後4、5ヵ月がピークで、およそ半年~1年位で治まるのが普通です。

 

このように、産後脱毛症は一時的なもので、産婦の大部分の方で見られることですから余り気にしないことです。

 

産後脱毛症の原因はホルモンバランスの変化

産後脱毛症の第1の原因はホルモンバランスの変化です。

ホルモン状態がお産の前の状態に戻れば、髪の毛も元に戻ります。

 

妊娠したときから女性の体内のホルモンは大きく変わり、さらに、分娩後も大きな変化があり、分娩後3ヵ月位で妊娠前の状態に戻ります。

 

出産後に抜け毛が非常に多いならば産後脱毛症かもしれません

女性ホルモンであるエストロゲンには、発毛を促進する作用があり、

妊娠中には陰毛やヘソ周りや下腹部のうぶ毛が濃くなる方が多いのですが、貴女はどうだったでしょうか?

そのエストロゲンが分娩後には急激に減少することで脱毛が増えるのです。

 

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産後脱毛症の原因には栄養不足やストレスも

一番の原因は、ホルモンの変化によるものですが、その他にも、

  1. 授乳による栄養不足
  2. 育児によるストレス
  3. 授乳などでの睡眠不足

などが挙げられています。

 

特に、最近の若いお母さんでは栄養不足も産後脱毛症の原因と考えらます。

妊娠によって増えた体重を早く元に戻したいと、ダイエットをする方も多いのです。

厚生労働省による、「日本人の食事摂取基準」では、授乳中には450カロリー増加させたカロリー摂取が必要だとしています。

 

成人女性の1日の必要カロリー数はですから、

  • 成人女性での必要カロリー : 1,800カロリー
  • 授乳中女性の必要カロリー : 2,300カロリー

ちなみに、成人男性の1日の必要カロリーは2,200カロリーですから、男性よりも少し多めに食べる必要があるのです。

 

なお、母体の摂取カロリーを1週間以上1500カロリー以下にした場合は、母乳の分泌量が下がる危険があると言われていますから、体重ばかり気にせず、母乳を授乳している間はカロリー不足にならないように気を配ってください。

 

分娩後には、育児によるストレスも大きく、授乳のために夜中に何回も起きたりと睡眠不足になりがちですが、ストレスや睡眠不足は薄毛の大きな原因ですから、難しいことだとは思いますが、なるべくストレスを溜めない、昼寝などで睡眠不足を補うなどの努力も必要です。

 

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産後脱毛症の予防と手当

いかがですか?

産後脱毛症の大きな原因は、

  1. ホルモンバランスの変化(エストロゲンの低下)
  2. 栄養不足
  3. ストレスや睡眠不足

などなのです。

出産後に抜け毛が増えて悩む女性は非常に多く、分娩後脱毛症や産後脱毛症とも呼ばれ、程度の差はあれ50~70%の産婦で見られる現象なのですから、産後に見られる生理的現象とに軽く受け止めた方が良いでしょう。

 

しかし、

 余りにも抜け毛が多い

というのであれば、

 大豆製品を食べる

ことを試してください。

 

40代女性では薄毛が始まりますが、これは閉経が近くなり、卵巣機能が低下してエストロゲンが不足してきていることも大きな原因なのです。

40歳代女性の薄毛には大豆製品が良いと言うことをお知らせしたことがありますが、大豆にはイソフラボンという植物性のエストロゲンが含まれているのです。

さらに、大豆には良質の蛋白質が多く含まれ、植物繊維も多く非常に女性の薄毛には良い食べ物なのです。

 

 抜け毛 → 薄毛 → 育毛剤

と考えてしまいますが、授乳中の育毛剤の選択には充分気を使ってください。

 

多くの育毛剤には有効成分を溶かしたり清涼感を与えるために多量のアルコールが含まれていますので、授乳中の貴女はできるだけアルコールを含まない育毛剤、例えば、このサイトでも何回か紹介したM-1育毛ミストのようなアルコールや添加物を含んでいない育毛剤を選択してください。

 

リアップ・レディーは、

  • 妊婦又は妊娠していると思われる人、ならびに授乳中の人
  • 妊娠、出産に伴い脱毛している人

においては使用が禁止されていますので注意が必要です。

 

まとめ

出産後に抜け毛が多いなら産後脱毛症です。

産後脱毛症の一番の原因は、ホルモンの変化によるものです。

  1. 授乳による栄養不足
  2. 育児によるストレス
  3. 授乳などでの睡眠不足

 

産後脱毛症は多くの女性でみられますが自然に止まりますから安心してください。

産後脱毛症には、ストレスや睡眠不足なども影響していますから、

産後脱毛症を防ぐには、充分な睡眠をとって大豆製品を摂ることが良いでしょう。

 

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