北斗晶さんにも教えたい抗がん剤による脱毛抑制のDigniCap

北斗晶さんが乳がんの治療による脱毛のため丸坊主にしました。

抗がん剤による脱毛は避けられないことではありません。

アメリカで抗がん剤による脱毛を抑制する器械が承認されました。

DIGNICAPは北斗晶の抗がん剤による脱毛にも有効

DigniCapは頭部を冷却して血流を遅延させて抗がん剤の毛髪への影響を回避しようというシステムです。

しかし、DigniCapが脱毛防止に有効だということは裏を返せば薄毛の人にも朗報なのです。

 

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抗がん剤では脱毛の副作用がある

抗がん剤の治療ではしばしば副作用として脱毛が見られます。

元プロレスラーの北斗晶さんが乳がんによる抗がん剤治療で脱毛したため、丸坊主になったことはこのサイトでもお教えしました。

 詳しく見る ⇒ 北斗晶が髪切ったのは乳がんによる抗がん剤治療のため

 

北斗晶さんが抗がん剤で脱毛

 

抗がん剤の副作用による脱毛は、薬の作用上ある意味では仕方が無いことなのです。

がん細胞は無限に細胞分裂を続けて大きくなり、臓器の機能を失わせてしまうのです。

 

がんの治療では、

  1. 外科的に除去する
  2. 細胞分裂を止める

などの方法がとられるのです。

 

髪の毛は細胞分裂が盛ん

髪の毛の伸びるスピードは、1日に0.3~0.4ミリだと言われています。

30日で1.2センチです。

たったの1.2センチと思われるでしょうが、髪の毛は10万本もあります。

ですから、

髪の毛は1ヵ月に1,200メートルも伸びるのです。

髪の毛を作り出す、毛根部の毛母細胞は体の中で最も細胞分裂が盛んな細胞なのです。

抗がん剤治療により、がん細胞の細胞分裂を止めると、同時に、毛母細胞の細胞分裂も止まってしまい、脱毛してしまうのです。

髪の毛を失うことは乳房の切除より辛い

脱毛の副作用を起こしやすい抗がん剤は、

  • アドリアシン
  • タキソール
  • タキソテール

などで、これらは乳がんの治療に使われることが多いため、乳がんの治療で脱毛が多く見られるのです。

 

少し前のデータになりますが、2009年に国立がん研究センター中央病院が、乳がん患者に、

乳がん治療の影響で苦痛と感じるものは何ですか?

とたずねたところ、

  1. 脱毛
  2. 乳房の切除

と、抗がん剤で脱毛することは女性にとって「乳房の切除」以上に苦痛を感じることなのです。

抗がん剤による脱毛は投与後2~3週間後に多く起こり、髪の毛だけでなく眉毛や体毛などでも脱毛が見られます。

北斗晶さんが自身のブログで坊主頭を公開したことは、多くの乳がん治療を行っている女性に勇気を与えたことと思います。

  ⇒ 頑張れ北斗晶:脱毛に備えて坊主頭に

 

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抗がん剤の脱毛を抑える器械が承認

リーブ21が、抗がん剤による脱毛を抑える器械を開発していることはこのサイトでもお知らせしました。

  詳しく見る ⇒ リーブ21が抗がん剤による脱毛を抑制

 

しかし、2015年12月8日に日本より一足先に、アメリカで抗がん剤による抜け毛抑える装置がFDA(日本の厚生労働省に相当)から承認されました。

この器械は、アメリカの医療機器メーカー「ディグニターナ(Dignitana)」が開発した「ディグニキャップ(DingniCap)」という製品です。

ディグニキャップは、頭皮を冷やすことで血管を収縮させ、抗がん剤が毛母細胞に届くのを防ぎ、脱毛を予防するという仕組みです。

コンピューターで制御された冷却液が、ヘッドギア内を循環して頭皮を冷却し、

  1. 血管を収縮させて毛母細胞に届く抗がん剤の量を減らす
  2. 頭皮を冷却して毛母細胞の細胞分裂を抑え抗がん剤の影響を少なくする

というのが原理だそうです。

 

臨床試験では、乳がんで抗がん剤治療中の122人において66%以上で脱毛が半分程度に抑えられたそうです。

この臨床試験では、脱毛の副作用が多い「タキソール」や「タキソテール」の治療薬が投与されていたそうで、さらに脱毛の副作用率が高い「アドリアシン」でも試験中だそうです。

 

FDAは、ディグニキャップががん患者の脱毛を予防するが、頭皮の冷却は抗がん剤治療の効果への影響はなかったとして承認したそうです。

DIGNICAPは北斗晶の抗がん剤による脱毛にも有効

 

北斗晶さんにも是非とも教えてあげたかった装置です!

 

   「残念ながらビデオ紹介は終了してしまいました」

 

 その後、DigniCap冷却システムは、2017年7月、乳がんだけでなく脱毛する可能性が高い他の固形がん患者における化学療法にも適応が拡大されました。

アメリカのFDAは2015年に乳がん患者に対するDigniCapの使用を承認したのですが、乳がん以外の固形がんにおける化学療法においても有効性と安全性が確認されたとして適応拡大を承認したのです。

副作用としては、低温による頭痛、頸や肩部の不快感、寒気、装置の装着にともなう痛みなどが報告されたということです。

 

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DigniCapの効果は薄毛対策にも朗報

この、ディグニターナの承認は乳がんによる抗がん剤治療で脱毛に悩む女性に朗報です。

しかし、

薄毛に悩む人にも朗報なのです。

ディグニターナの原理は、

  頭皮を冷却して毛母細胞の活性を抑制する

ということです。

逆を考えれば、

  1. 頭皮を温める
  2. 頭皮の血行が良くなる
  3. 毛母細胞が活性化する
  4. 発毛が促進される

ということなのです。

 

実は、この原理を利用した発毛促進器がアメリカで開発され、FDAにも承認されているのです。

 

これは、ヘアマックスというアメリカの医療機器なのです。

 詳しく見る ⇒ ヘアマックスの効果が口コミで評判です

抗がん剤による脱毛の北斗晶さんにも教えたいヘアマックス

日本でも、赤色LEDを使った装置も開発中ですが、まだ厚労省の承認には至っていません。

 

発毛を促進するには頭皮を冷やしてはいけません

髪の毛の成長には充分な酸素と栄養の補給が必要なのです。

 

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