富士フイルムのヘアケアシリーズ・スカルプフォーカスを評価する

 日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。

 

はじめに

 富士フイルムの「アスタリフト スカルプフォーカス エッセンス」が、

 2014年下半期のベストコスメ第1位になった

っていうニュースがあったけど、知っていますか?

富士フイルムのスカルプフォーカス

 

ベストコスメ大賞っていうのは女性の方は知っていると思うけど、

美容ジャーナリスト、メイクアップアーティスト、エディターさんなんかの選考メンバーによって選ぶんだけど、

富士フイルムの「アスタリフト スカルプフォーカス エッセンス」が、

2014年下半期の、ベストコスメ、

  • 「VOCE(ヴォーチェ)/講談社」ヘアケア部門
  • 「MAQUIA(マキア)/集英社」スカルプケア部門

で第1位になったということらしいのです。

 

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富士フイルムがヘアケアに参入したって知っています?

 経済誌の調査によると、2013年度の国内化粧品市場は約2兆3000億円なんだそうだけど、育毛剤やシャンプー、リンスなどのヘアケア・ヘアメイク関連は、その23%で約5,300億円で、スカルプケア市場だけでも、180億円もあるんだそうです。

40代女性が脱毛症になったらやることは2つ」にも書いたんだけど、

日本の女性人口はおよそ6,400万人ですが、薄毛や脱毛症に悩んでいる女性は1,700万人もいて、4人に一人が薄毛や脱毛症、

いや、中高年の年齢層に限ればもっともっと多くの女性が薄毛や脱毛症で悩んでいるらしいんです、、、。

 

特に、

女性向けスカルプケア市場は2004年からの10年間で300%も伸長していて、多くの企業が新に参入しているらしいんですが、

富士フイルムも2014年の6月にヘアケア領域に参入していたのですね、、。

 

なぜフイルムメーカーが育毛領域に?

今はプロでもデジカメを使う時代で、写真フィルムの売上げは激減も良いところなので、多角経営に乗り出したのかな、、と思っていたら、富士フイルムは結構前から化粧品事業に参入しているのですね、、。

特に、主軸製品のアスタリストの2010年度の売上高は100億円を超えたそうな、、、。

フィルムの作成では、「コラーゲン技術」と「ナノ技術」が主軸だそうですが、

これは化粧品とも共通するのだそうです。

 

フィルム作成時には微粒子にするナノ技術でコラーゲンをフィルム表面に薄く伸展しなければならないのですが、これが化粧品にも応用できるのだそうです。

化粧品、「アスタリフト」が100億円以上も売れているのですが、

  ●  アスタキサンチンのナノ化

  ●  リコピンのナノ化

    ●  ヒト型セラミドのナノ化

ということが背景にあるようです。

 

アスタキサンチンやリコピンの作用についてはこのサイトでも取り上げましたから読んでくださったと思います。

 

   アスタキサンチンとリコピンの効果について

        詳しく見る ⇒ 女性の髪の毛のためのサプリが新発売

セラミドというのは、人間の肌にもともとある成分のひとつで、肌細胞の間にあって、水分や油分をため込んでくれる保湿成分ですね。

 

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富士フイルムのスカルプケア製品を評価してみる

富士フイルムのスカルプフォーカスは、育毛有効成分や、毛髪のハリやコシを回復する成分のナノグリチルレチン酸の配合が特徴のようだ。

でもグリチルレチン酸っていうのはとりわけ水らしくもなく、多くの育毛剤に配合され、育毛効果も既に確認されて目新しさがないのだが、、、。

富士フィルもが謳う特徴は、「アルコール無添加」にあるようです。

多くの育毛剤に含まれてはいるものの、今までの養毛剤では、グリチルリチン酸の溶解性が低いために、高濃度のエタノールに溶解して配合する必要があった。

だけど、富士フィルムのスカルプフォーカスは、アルコール無添加が売り物らしいです!

 

育毛剤になぜアルコールが含まれるのか?

ほとんどの育毛剤にはアルコールが含まれています。

なぜ、頭皮につける育毛剤に、高濃度のアルコールが配合されているのか?

 → グリチルレチン酸を配合するため

グリチルレチン酸は毛乳頭細胞の乱れや頭皮の炎症を抑制する効果があり、

薄毛・脱毛に有効な成分として、多くの育毛剤に含まれているのですが、グリチルレチン酸は、水に溶けないため、そのまま配合しても結晶化してしまい、毛穴の奥へ浸透させることができないのです。

 

ですから、大量のアルコールを使用してグリチルレチン酸を溶解して育毛剤に配合しているのです。

 

さらに、頭皮の毛穴は顔の約3倍もの皮脂におわれ、育毛成分は皮脂にブロックされて毛穴の奥までしっかり育毛成分を浸透させるためには、アルコールにより毛穴内部の皮脂をとかし、頭皮のバリアを一時的に弱めなければならないのです。

 

しかし、アルコールは高濃度になればなるほど、頭皮に強い刺激を与え、育毛を妨げる原因にもなるため、アルコールが入っていない育毛剤の方が理想的だといえます。

 

スカルプフォーカスシリーズとは、、

まずは、ビデオを見てみましょう、、、 

 

なるほど、、、、。

 

スカルプフォーカスは従来の、「アスタリフト」を主軸にし、新に育毛剤を加えて、洗髪、頭皮環境の整備、育毛と一貫した頭髪ケアと育毛を一体化させたものなのですね。

 

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 新製品の概要

シャンプーとコンディショナー

セラミドは、もともと髪に存在する成分なのですが加齢とともに減少するヒト型ヘアセラミドを世界最小クラス20ナノメートルサイズに微細化して頭皮からの吸収性を高め、頭髪に高濃度に吸収されて髪内部をしっかりと補って髪にハリやコシを与えてボリュームのある髪の毛に育て上げるのだそうです。

育毛剤

さらに、頭皮へ直接作用して洗い流さないタイプの頭皮用美容液には、ナノグリチルレチン酸をシリーズ中で最も高濃度に配合するとともに、センブリエキスやホップエキスなど、頭皮環境を整える成分を豊富に配合して、健やかな発毛を促進するのだそうです。

 

スカルプフォーカスシリーズ

 

 スカルプフォーカスシリーズは、高濃度エタノールを一切使用せず「アスタキサンチン」と「コラーゲン」も全ラインアップに配合した頭皮環境を整えて発毛を促進する製品ということのようです。

 

 スカルプフォーカスシリーズは、

ナノテクノロジー技術により、エタノールを使用せずにグリチルレチン酸、アスタキサンチン、リコピンを皮膚浸透させ髪の毛のハリやコシを回復させる育毛シリーズということです。

製品の概要は分かりましたが、価格が9,700円(税別)なのですね、、、。

 

でも、トライアルキットがあるようで、送料込みで1,200円(税別)であるようです。

富士フイルムのトライアルキット

トライアルキットはこちら  >>>  アスタリフト 美髪トライアルキット

家内も、是非とも使ってみたいといっていますので、次回は、トライアルキットを使った感想をアップしますね。

「トライアルキットを使った感想」(次回の予定)

 

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