薄毛治療でミノタブを飲むと新型コロナが重症化するのか?

日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありがとうございます。

今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。

 

はじめに

再び新規感染者が急増してきた新型コロナウイルス。

最近の感染者は20、30歳代の若い人が70%超を占めるとか。

若い人の感染では自覚症状もなく「ただの風邪」と思っているヒトが多いようなのですが、

倦怠感

手足のしびれ

などの後遺症が数年にわたって続く可能性があるのだそうです。

 

新型コロナウイルス感染は、

  • 糖尿病のヒト
  • 肥満のヒト
  • 心臓病のヒト

などでリスクが高いと分かっているのですが、

 

週間朝日の7月24日号では、

コロナ悪化危ない薬

 

 

と報告されていますが、

薄毛治療でミノタブを飲むとコロナウイルス感染が重症化する可能性があるようなのです。

 

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薄毛治療のミノタブは新型コロナ感染を重症化するのか?

 

先週の週刊朝日の特集は、

新型コロナウイルス感染を重症化させる薬剤

でした。

 

 

新型コロナウィルスは、

  • 高齢者
  • 糖尿病
  • 肥満
  • 心臓疾患

などの持病があるヒトでは重症化しやすいということはこれまでの研究である種の治療薬

新型コロナウイルス感染を重症化するリスクが高いことが分かってきたというのです。

 

そして、

コロナの感染を重症化する可能性がある薬として、

  1. 降圧剤
  2. 糖尿病薬
  3. 高コレステロール血症薬
  4. 気管支喘息薬
  5. 胃・十二指腸潰瘍薬

などが挙げられています。

 

医薬ビジラスセンターの理事長である浜医師は、

高血圧が新型コロナ感染を重症化する要因とされ、ある種の降圧剤の関与が指摘されたと述べています。

 

その薬とは、

 

  1. ACE阻害薬
  2. ARB
  3. Ca拮抗薬

などだとしています。

 

そして、

新型コロナ感染を重症化する作用としては、

新型コロナウイルスは肺や消化管など全身の組織にあるACE2というに部位に接合してヒトの細胞内に入り込むのですが、

降圧剤であるARBやACE阻害薬はこのACE2を増やす作用が有ることから、

これらの降圧薬は新型コロナに感染しやすくしている可能性がある、と説明しているのです。

 ACE2 : アンギオテンシン転換酵素

 

このことは多くの研究者によって指摘されており、

ACE2と新型コロナウイルスの結合を阻害することで感染を抑制できないかとの研究も進んでいるのです。

 

 

さらに、

NY大学のグルーブがおこなった研究では、

PCR検査を受け新型コロナウイルス感染が陽性と診断された5784人中、

  • 2573人(43.7%)が高血圧で降圧薬を服用
  • 重症者の1002人中、634人(63.3%)が降圧薬を服用

しており、

 

ARBとACE阻害薬の降圧薬を内服している患者が重症化しやすいという結論に至ったというのです。

 

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薄毛治療のミノタブもコロナ感染を重症化するのか?

薄毛治療でミノタブを飲んでいる人は多い。

ミノタブとは、

ミノキシジルのタブレット

要するに、リアップの錠剤のことなのです。

 

AGAクリニックでの薄毛治療費の内訳を調べた

 

 詳しく見る ⇒ ミノタブ

 

ミノキシジルはリアップの主成分ですが、

ミノキシジルは元々降圧薬として開発されたものなのです。

 

開発の途中で「多毛症」の副作用があることが判明し、

「育毛薬」として新たに開発されたのです。

 

しかし、国内ではミノキシジルのタブレットは承認されていません。

大正製薬はミノタブの開発を手がけたのですが、

動物試験で犬が心臓破裂で死亡したため開発は中止されたのです。

 

 

ミノタブの主成分であるミノキシジルは、血圧を下げる効果の過程で、排尿機能が低下し、瞼の浮腫みなどの副作用が有ることが知られており、肺水腫や心水腫への懸念によりブラックボックス警告指定を受けているのです。

 

しかし、

ミノタブは沢山のジェネリックが販売されており、個人輸入により薄毛の治療のために服用しているヒトや、

薄毛治療クリニックで処方されて服用しているヒトは10万人以上もいるといわれています。

 

チコちゃんに叱られるに出演している岡村隆史がミノタブを飲んでいたことは有名な話です。

 

岡村隆史のAGA治療

 

詳しく見る ⇒ 岡村隆史の薄毛治療費は月3万円

 

 

ミノキシジルの降圧作用は、新型コロナの感染や重症化に関係するというACE2やARBとは異なった作用によるものと考えられています。

 

しかし、

『どの降圧剤でも種類によらず感染しやくすく、重症化する割合を高めている可能性があります』

浜医師は説明しているのです。

 

薄毛治療でミノタブを服用するのであれば、

クリニックなどの主治医の指示に従い、個人輸入で飲むのは止めた方が良さそうです。

 

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まとめ

ニューヨーク大学の研究グループは、

高血薬のACE阻害薬やARBを服用しているヒトでは、

  1. 感染しやすい
  2. 重症化しやすい

という研究結果を発表しましたが、

どの降圧薬でも種類によらず新型コロナに感染しやくすく、重症化するリスクが高いことから、

薄毛治療でのミノタブの服用も止めた方が良さそうです。

 

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