まつげ美容液は育毛効果がなく危険

日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。

 

はじめに

若い女性に限らず、

女性はまつ毛を長くしたいという願いが強く、さまざまなまつげ美容液が販売されています。

 

しかし国民生活センターは、

  • まつげ美容液に効果がない
  • 目の周りが腫れる場合も多い

てきているとの注意勧告を出し、

 

製造業者にも、

まつ毛の育毛の効能効果に関する表示をしないように要望をだしました。

 

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国民生活センターはまつげ美容液に注意勧告

独立行政法人である日本国民センターは、

まつげ美容液を使用して、

  • 目のかゆみやまつ毛が抜ける等の症状がでた
  • 目の周りが腫れた
  • 角膜潰瘍を起こして手術を受けた

などの相談が、2015年度以降381件にも上ったとして、

 

消費者に、

「まつげ美容液いよる危害が急増している」との勧告を出し、

 

製造業者に対しても、

「まつげの育毛効能効果を表示をしない」ように要望しました。

 

詳しく見る ⇒ 国民生活センター

 

まつげ美容液とは

まつげは、

  • 上まぶた : 8~12ミリ、100~150本
  • 下まぶた : 6~8ミリ、50~70本

と、頭髪に比べれば本数も長さも非常に少ないのですが、

 

まつげ美容液には、

  • マスカラのようにブラシでまつげに塗る
  • 指でまつ毛の生え際に塗布する

などのタイプがあり、

  • まつげが長くなる
  • まつげの本数が増える
  • まつげにハリやコシを与える

として多くのまつげ美容液が販売されています。

 

国民生活センターが、

インターネットおショッピングモールで販売されている20製品のまつげ美容液お成分表示を調べたところ、

9~57成分が含まれていたが、

全製品に、

  • オタネニンジン根エキス
  • ナツメ果実エキス
  • センブリエキス

など育毛効果があるとされる植物由来成分が含まれており、

一部の製品にはエタノールなどのアルコール類が含まれている、

ことが明らかになったそうです。

 

 

しかし、

医薬部外品として承認されたまつげ育毛剤はなく、

育毛効果があるとされる植物成分は全て頭髪に対する育毛効果で、

まつげの育毛効果が承認されたものではないとして、

 

育毛効果があると宣伝するまつげ美容液は使用しないように、

と勧告しているのです。

 

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まつげ育毛剤として使うルミガンは危険

国民生活センターには、

まつげ美容液を使用してまぶたが腫れるなどの多くの危害情報が寄せらているのですが、

 

ネットの口コミで若い女性の間で、

  • ルミガンでまつげが伸びた
  • ルミガンでまつげが増えた

と、まつげ美容液としてルミガンが評判になっているですが、

まつげの育毛剤としてルミガンは安全か?

でも書きましたがまつげの育毛剤として使われているルミガンも非常に危険なのです。

 

まつげの育毛剤はグラッシュビスタだけ

まつげの育毛効化があるとされるのはグラッシュビスタです。

 

まつげの医療用医薬品はグラッシュビスタだけです。

グラッシュビスタは、アメリカのアラガン社が2008年に発売しましたが、

国内でも2014年3月にアラガン社と塩野義製薬が医療用医薬品として発売しました。

グラッシュビスタは睫毛貧毛症というまゆげが少ない症状の治療薬なのです。

 

 

まつげ育毛剤の違いはまつげ美容液との効果です

 

 

グラッシュビスタの有効成分は、ビマトプロストという成分です。

まつげ美容液として若い女性の間で評判になっているルミガンにもビマトプロストが含まれています。

 

  • グラッシュビスタ : ビマトプロスト0.03%溶液
  • ルミガン     : ビマトプロスト0.03%溶液

 

しかし、

 

ルミガンとグラッシュビスタの違い」にも書きましたがルミガンは緑内障の治療薬なのです。

 

ルミガンの副作用の中で特に懸念されるのは眼瞼(まぶた)に対する作用で、

  • 虹彩や眼瞼への色素沈着
  • 眼周囲の多毛化

などが報告されており、

虹彩お色調変化については投与中止後も消失しない症例が多いのです。

 

そして、

まぶたが凹んでしまう「眼瞼溝深化」の副作用については治療の方法はないそうなのです。

 

 

まつげに対する美容液と育毛剤の違いを検証する

 

ルミガンは白内障治療お医療用医薬品ですから、国内では 医者の処方箋がなければ入手できません。

しかし、

インターネットではルミガンやルミガンのジェネリック販売サイトがたくさんあり、簡単に安く購入することができるのですが、

大川の女性はこのような副作用があることを知らないで使っているようです。

 

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まとめ

国民生活センターは、

市販されているまつげ美容液には効果がないだけでなく、目の周りが腫れるなどの危険事例が多く報告されていることから使用すべきではなく、

製造業者に対しても、まつげの育毛効能効果を表示をしないよう要望しました。

 

 

特に若い女性の間で評判になっているルミガンやルミガンのジェネリックには充分気を付けてください。

 

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