毛髪診断士の認定試験を受験しました

日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

今年も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。

 

はじめに

先日、毛髪診断士の認定試験を受験しました。

2日間に亘っての講習と実習、そして認定試験。

結構ハードな講習でしたが、合否は1ヵ月後に判明するそうです。

 

Sponsored Link

 

毛髪診断士の認定試験とは

毛髪診断士(Hair Adviser)というのは、公益法人・日本毛髪科学協会(JHSA)の認定資格です。

 

毛髪診断士は、

  1. 毛髪に関する知識
  2. 顕微鏡などを使って毛髪の状態を的確に観察する技術

を習得し、認定試験に合格した人に与えられる資格です。

 

すなわち、毛髪診断士は、

毛髪についての悩みを持つ人の相談を受けて適切な髪の手入れ方法などをアドバイス

することができる知識と技術を有する人なのです。

 

毛髪診断士の認定試験を受けるには、毛髪診断士講習会を受講する必要があり、毛髪診断士講習会は毎年、東京と大阪で開催されるのですが、2016年9月5、6日に大阪で臨時開催されたので、受講しました。

毛髪診断士の認定試験を受験するためのスケジュール

 

 

毛髪診断士講習会1日目

大阪での講習会は、大阪市中央区のハートンホールで行われました。

毛髪診断士の認定試験を受験するには認定講習を受ける必要がある

10時から開講ですが、9時半に会場に着くと既に受講生が入室していました。

講習会は東京と大阪でだけですから、九州や四国の人も参加していましたが、台風12号のために飛行機が欠航になったとかで3名ほどの人が欠席で、およそ40名ほどの人が受講しています。

毛髪診断士を受験するには認定試験に合格する必要があります

1日目のカリキュラム

1日目は講義だけで、午前中2時間、午後4時間と6時間の講義です。

講義内容は、

 

1.毛総論

1) 皮膚のしくみ
2) ヒトの毛の数、種類、分布と年齢変化
3) 毛器官の構造
4) 毛の色
5) 毛の発生
6) 毛周期
7) 男性ホルモン
8) 遺伝子異常による毛の異常
9) 毛の役割

2.毛の損傷とヘア・ケア

1) 物理的原因による毛の損傷
2) 化学的原因による毛の損傷と皮膚の障害
3) ヘア・ケア
4) 毛幹の性質

 

3.毛髪の疾患

1) 異常毛 -毛幹の異常-
    ①毛幹の形態:直毛、くせ毛-波状毛、縮毛-
    ②形状の異常
    ③白点として見える付着物
    ④白髪

2) 脱毛症 -脱毛ならびに頭皮の疾患-
    ①よりよい理解のための基礎知識
    ②脱毛症の分類
    ③脱毛症各論

と、盛りだくさんです。

 

講師は、大阪市立大医学部、皮膚病態学の菅原弘二講師と、大阪大学大阪大学大学院医学系研究科皮膚・毛髪再生医学寄附講座の乾重樹准教授です。

乾准教授は心斎橋いぬい皮フ科院長やアデランスの研究顧問、さらに板見 智教授とともに日本皮膚科学会の「脱毛症治療ガイドライン」の作成に加わるなど、毛髪研究では第一人者です。

途中に、10分程度の休憩はありますが、さすが6時間の講義を聴講するとグッタリです。

しかし、脱毛症治療に当たっている臨床医の話を直接聞くことができました

  • プロペシアの性機能に関する副作用
  • 新発売されたザガーロの有効性

などの話も聞くことができたので、近々、アップさせていただきます。

 

Sponsored Link

 

2日目のカリキュラム

2日目は、午前中は講義が2時間で、科目は、

5.香粧品

1) 化粧品と医薬部外品
2) 香粧品の配合成分
3) 皮膚の洗浄剤
4) 頭髪用化粧品
5) 頭髪用医薬部外品

 

香粧品とは初めて聞く言葉ですが、

  • 化粧品である育毛料やシャンプーなど
  • 医薬部外品であるパーマ剤や染毛剤など

を合わせた製品を指す言葉だそうです。

講師は、日本毛髪科学協会の理事長である木嶋敬二氏でした。

 

午後からは、講義と毛髪診断実習。

毛髪診断士の認定試験は大阪で受験できます

 

4.毛髪診断

1) 抜け毛の相談と観察
2) 損傷毛の診断
3) 毛髪診断の実際
4) 頭皮の観察

 

講義を受けたあと、マイクロスコープやマイクロゲージを使って、実際に髪の毛を調べます。

毛髪診断士の認定試験を受験するには講義と実習を受講する必要があります

 

マイクロスコープで頭皮や毛根を調べ、

  • 成長期脱毛
  • 休止期脱毛

を判定したり、頭皮の状態を調べます。

また、マイクロゲージで、髪の毛の長径や短径を測定し、髪の毛の成長度合いや、直毛、縮毛などを調べます。

 

毛髪診断士になるためには認定試験を受験して合格する必要があります

 

そして認定試験を

講義、実習を終えて、最後は認定試験です。

試験問題は、A4の用紙で2枚、時間は1時間でした。

 

○×式、記入式の問題がびっしり。

 

回答が終わったら退出して良いとのことで、20分程度で退出するヒトもいましたが、念のために3回くらい見直して40分くらいで退出しました。

試験を受けたのは、、、、、

 博士号の最終試験を受けた以来ですから、もう20余年振りです、、、、

緊張しました。

 

  結果は、およそ1ヵ月後だそうです。

 

合否はともかく、

  1.  髪の毛の勉強を充分しました
  2.  脱毛症の臨床に当たっている医師の話を聞くことができました

ことは、私にとって大きな収穫です。

 

これからは今まで以上に有益な情報をお送りできると思いますからご期待下さい

 

Sponsored Link

 

関連記事(一部広告を含む)

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ