産後の抜け毛を早く回復するには
産後に抜け毛が増えるのは自然現象です
産後6ヵ月も経過すれば自然に回復するものです
産後脱毛は気にしないことが一番なのですが、
早く回復するには、髪に良い食べ物と良い育毛剤です
産後に抜け毛が多いのは
産後に抜け毛が多いのは、多くの妊婦さんが経験することです。
イオンスクエアベビーが産後のママさんに行った「産後の悩みに関するアンケート」では、
- 体重増加 : 24%
- 抜け毛 : 22%
- たるみ : 21%
という結果で、多くの産後の女性の悩みなのです。
この現象は、出産後にみられる脱毛症であることから、産後脱毛症、分娩後脱毛症とよばれており、分娩後の女性が比較的体験することの多い脱毛症です。
分娩後脱毛症の症状は出産後に、
- 一時的に抜け毛が多くなる
- 髪の毛が痩せる(細くなる)
などにより、髪の毛が薄くなったと感じます。
分娩後脱毛症では、ハゲるというような極端な薄毛にはならないのですが、抜け毛が増えることは女性にとっては非常に恐怖に感じるのです。
産後の抜け毛は産後脱毛症
産後に抜け毛が増えることは産後脱毛症といって自然現象なのです。
産後脱毛症の主な原因は、
- 妊娠中に髪の毛に必要な栄養素が胎児に取られてしまう
- 出産前後にホルモン環境が急激に変わる
ということで、病気でも何でもなく、妊婦なら誰でも経験する薄毛なのです。
妊娠中は胎児を育てるために多くの栄養素が必要で、母体の栄養素を胎児に回してでも胎児を成長させるのです。
ですから、何回も妊娠をおこなったお母さんはカルシウム不足で歯がガタガタになったりすることも多いのです。
分娩後脱毛の大きな原因はホルモン変化
そして、分娩後脱毛症の大きな原因はホルモン変化です。
妊娠中には、エストロゲン(卵胞ホルモンともいわれます)が増加し、
- 胎児の成長に合わせて子宮を大きくさせる
- 乳腺を発育させる
という働きをしているのですが、同時に妊婦の髪の毛の成長も促進しています。
妊娠中にはプロゲステロン(黄体ホルモン)も多量に分泌され、
- 子宮筋層内部の毛細血管を発達させる
- 乳腺を発育させる
などの働きをしているのですが、エストロゲンと同様に、妊婦の髪の毛の成長も促進しています。
分娩後には、エストロゲンもプロゲステロンも急激に低下します。
この急激な低下に伴って、成長期を維持してきた髪の毛が、出産後には一気に休止期に入ってしまうために、出産後に抜け毛が多くなってしまうのです。
また、妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンの増加によって髪の毛の量も増えていたのですが、分娩後はエストロゲンもプロゲステロンもていかし、髪の毛の量も元に戻りますので、抜け毛が多くなるのです。
妊娠中に発毛が促進することは、体毛が増えたり、お腹のお臍周りに毛が生えたりする妊婦さんもいるのですが、あなたはいかがだったでしょうか、、、。
現在妊娠4ヶ月ですが、2週間くらい前からお腹の毛が急に濃くなりました。
もともと毛深くて、お腹の広い範囲に、産毛よりもちょこっと濃い毛がふさふさと生えていましたが
今は・・・すごく濃くて、びっしり生えていて、
ものすごいことになっています。来月検診があるので、恥ずかしいので、日が近くなったら
剃るか抜くかしようと思っていますが
もし今よりも濃くなったら嫌だなあ、と思い、迷っています。
産後の抜け毛は自然に回復する
産後の抜け毛はホルモンのバランスが妊娠前の状態に戻る産後6カ月ほどの期間で徐々に回復します。
しかし、回復の度合いは個人差も大きく、さらに授乳をしていたり、夜中の授乳による睡眠不足、産後のストレスなどが重なると、抜け毛が止まらなかったり、円形脱毛症を併発してしまう場合もなくはないので注意が必要です。
Sponsored Link
産後の抜け毛を早く回復する
産後の抜け毛は自然に回復するとはいっても、髪をとかすたびにブラシに付く抜け毛がおおいと非常に気になるものです。
どうしても気になるのであれば皮膚科で相談してみることも1つの方法ですが、授乳中である時には余計な薬の服用は避け、以下のことを心がけてください。
- 必ず回復するものですから心配は避けストレスを溜めない
- 栄養バランスの良い食事を摂り、髪の毛に必要な栄養を充分に摂る
- 発毛促進の育毛剤を使用する
できるだけ睡眠をとり、ストレスを溜めない
出産後は授乳などで寝不足になりがちですが、寝不足は薄毛の原因でもあります。また、ストレスも抜け毛を増やす原因ですから、抜け毛をあまり気にしないようにしてストレスを溜めないようにしてください。
髪の毛に必要な栄養素を摂る
妊娠中は髪の毛の成長に必要な栄養素を胎児に、そして分娩後は授乳などにより乳児に摂られてしまっています。
分娩後の抜け毛を回復するためには、髪の毛に良い食べ物をたくさん摂るように心掛けてください。
特に、大豆製品に多く含まれる、イソフラボンは植物性エストロゲンとも言われ抜け毛予防や改善に効果的ですから、大豆製品を積極的に食事に取り入れるようにしてください
発毛を促進する育毛剤の使用
産後には人に会う機会も増え、髪の手入れも気になるところですが、パーマやヘアカラーなど髪の毛や頭皮に強い刺激を与えるものは抜け毛が一旦落ち着くまで控えた方が無難です。
抜け毛や薄毛がどうしても気になるのであれば育毛剤を使うのも良い方法ですが、育毛を促進する作用のある育毛剤を選ぶことが大切です。
授乳をしているときなどは、化学物質を使った育毛剤やアルコールを使用した育毛剤を避け、植物成分や天然成分を用いた育毛剤がお薦めです。
分娩後の抜け毛は自然に回復しますから気にしないのが一番です
Sponsored Link
関連記事(一部広告を含む)