M字専用の育毛剤は薬用プランテルだけ

 日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。

 

はじめに

薬用プランテルはM字専用の育毛剤と宣伝していますが、

どうして薬用プランテルはM字専用の育毛剤なのか?

この疑問を調べてみました。

 

Sponsored Link

 

どうして薬用プランテルはM字専用なのか

まずは有効成分から、

薬用プランテルの有効成分

薬用プランテルの外箱とボトルには配合成分が記載してあります。

記載には、「有効成分」と「その他成分」の2つが書いてあるのですが、

有効成分には、

  1. セファランチン
  2. グリチルリチン酸2K
  3. センブリエキス

の3種類が記載されています。

薬用プランテルの有効成分

 

 

セファランチンは抗アレルギー作用や血管拡張作用の有る物質で医薬品にもなっていますし、多くの育毛剤に含まれていて真新しいものでは有りません。

グリチルリチン酸2Kは、抗炎症作用や抗アレルギー作用のある物質で、多くの化粧品や育毛剤で使われています。

 

 

センブリエキスが薬用プランテルの目玉か?

3つの有効成分の内、2つがありきたりの物質だとすると、残りはセンブリエキスです。

センブリはリンドウ科のセンブリという草から抽出したエキスのことですね。

 

センブリは昔から漢方薬として使われていて、煎じて飲むのですが、凄き苦みがあり、「千回振り出しても(煎じても)苦い」ということからセンブリという名前が付けられたのですね、、、。

 

漢方薬としての効果は、胃弱、食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胃のむかつき、などの健胃効果です。

この効果は育毛とは全く関係がありませんが、センブリには健胃効果の他に、末梢血管拡張作用や毛根の細胞活性化なることから、最近の育毛剤には随分使われているようです。

 

頭皮の血行を良くして、毛母細胞や毛乳頭細胞の活性を高め、細胞分裂を盛んにして発毛を促進することが期待できるのです。この効果は、リアップのミノキシジルの効果と同ですね。

 

Sponsored Link

 

薬用プランテルのその他の成分

有効成分の下に、その他成分と書いてあり、

  1. ビワ葉エキス
  2. 海藻エキス
  3. 牡丹エキス
  4. シナノキエキス
  5. ヒキオコシエキス
  6. ヒオウギエキス

と、6種類のエキスが配合されています。

 

この効果を調べてみましょう。

ビワ葉エキス

ビワの葉の抽出エキスですね。消炎作用があり、化粧品では肌荒れやニキビの改善に役立つことから配合されているものが多いです。頭皮環境の改善には効果があるでしょうが、発毛に関しては不明ですね、、。

 

海藻エキス

文字通り海藻のエキスです。日高のミツイシコンブの抽出液のようで、ブブカ、チャップアップでも配合されています。最近、人気の「フコイダン」と同じように、コンブ、ワカメ、モズクなどの褐藻(かっそう)類のネバネバに多く含まれる成分で、外毛根鞘細胞の増殖が促進されることが確認、毛球部をしっかりと保持し、抜け毛を抑制する効果が得られるの効果が確認されています。

しかし、これでM字専用とアピールするには弱いですね、、、。

 

牡丹エキス

牡丹の根の皮から抽出したエキスで生薬としても抗菌作用や血行促進などの目的で使われています。これも頭皮環境の整備には効果が期待できますので、まあ、発毛促進も期待できるのでしょう。育毛剤やシャンプー、化粧品にも配合されていますね。

 

シナノキエキス

シナノキエキスは、シナノキという植物の葉や花から抽出したエキスで、フユボダイジュエキスともいわれています。タンニン、フラボノイド配糖体を含んでいるので、保湿効果、収歛効果、血行促進、消炎抗菌効果が期待でき、幅広く化粧品などに使われていますが、発毛に関しては頭皮環境の整備でしょうか、、。

 

ヒキオコシエキス

シソ科の植物であるヒキオコシから抽出したエキスで、化粧品や育毛剤に、収歛効果、保湿効果、抗菌効果の目的で配合されていますが、育毛に関してはこれも頭皮環境の整備ですね、、、。

 

やっぱり、M字専用なんて主張するの根拠はないじゃないか、、

と、思ったのですが、これだ!

 

ヒオウギエキス

ヒオウギは、日本では西日本、そして東南アジアに自生するアヤメ科の多年草植物で、ヒオウギエキスには保湿やコラーゲン合成を促進する成分が有り、化粧品などに含まれているのですが、

M字ハゲの原因である5α-リダクターゼ抑制作用がある成分が含まれているのです。

 

イソフラボンのAGA予防効果

 

ヒオウギエキスには、イソフラボンという植物エストロゲンが含まれているのです。

そして、イソフラボンにはM字ハゲといわれるAGAの原因である5α-リダクターゼ抑制作用があるのです。

イソフラボンは大豆などにも含まれているのですが、ヒオウギにはヒオウギ特有のイソフラボンも含まれていることが分かっているのです。

国立がん研究センターでは、イソフラボンが5α-リダクターゼ抑制作用により前立腺肥大や前立腺がんに有効だという研究成果を示していますし、イソフラボンの5α-リダクターゼ抑制作用は科学的にもしっかりと証明されています。

    詳しく見る   >>>   薬用プランテルの有効成分をブブカと比較する

 

どうしてヒオウギエキスがその他の成分なのか

薬用プランテルはM字ハゲ用の育毛剤です。

プランテルはM字ハゲMの育毛剤

 

それならば、有効成分に「ヒオウギエキス」と書けば良いように思うのですが、、、

どうして、その他成分の最後の方に記載してあるのでしょうか?

 

それは、「薬用プランテル」は、厚生労働省が認可した、「医薬部外品」だからです。

医薬部外品は、医薬品に準じて、「有効である成分が含まれてる」として、厚生労働省に認可されたものなのです。

医薬部外品に認可されるためには、厚生労働省が認可した、

「医薬部外品の有効成分リスト」に掲載された成分を含んでいる必要があり、セファランチングリチルリチン酸2K、センブリエキス は育毛成分として認可されています。

ヒオウギエキスのイソフラボンは医薬部外品のリストにないので、その他の成分として表記せざるを得ないのです、、。 

 

Sponsored Link

 

M字ハゲの原因は5α-リダクターゼ

M字はげといわれるAGA(男性型脱毛症)の原因は、男性ホルモンであるテストステロンが、5α-リダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンに変化するのですが、DHTは毛根部の毛母細胞に作用して、毛の成長を抑制してしまうのです。

DHTが髪の毛の成長を抑制

ですから、AGAの治療では、5α-リダクターゼを抑制して、DHTの産生を抑制する必要があるのです。

あなたもご存じの、AGAの治療薬であるプロペシアの作用は5α-リダクターゼ抑制作用で、薬用プランテルも同じ5α-リダクターゼ抑制作用なのです。

なお、最近私が注目しているM-1育毛ミストはDHTによって産生されるTGF-βを抑える働きが有り、AGAに有効のようですが、さらに検証してから詳しくご紹介します。

プランテルはAGAの育毛剤

 

プロペシアは5α-リダクターゼ抑制作用があるAGA専用の育毛剤ですが、前立腺癌や前立腺肥大の治療薬として開発された医薬品で、効果はあるのですが、勃起不全や性欲減退などの性機能に関する副作用が有り、一寸心配なのです。

薬用プランテルがM字専用の育毛剤だということはお分かりいただけたでしょうか。

M字ハゲの治療 :  効果は強いが副作用の心配がある プロペシア

M字ハゲの予防 :  植物成分で効果が穏やかで副作用がない 薬用プランテル

と考えたらいかがでしょうか。

  詳しく見る  >>>  薬用プランテル

 

関連記事(一部広告を含む)

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ