再生医療新法により資生堂の頭髪再生医療事業が加速化

2014年11月25日に「再生医療新法」が施行され、これまで医療機関にしか認められていなかった再生医療のための細胞の培養や加工を企業が行えようになったことから、資生堂の頭髪再生医療事業も本格的に稼働する見通しとなった(NHK・NESWweb)。

資生堂の頭髪再生医療

再生医療新法が施行

資生堂は、2018年を目処に毛髪再生医療を事業化すべく、2014年11月からヒトを対象とした効果試験に着手する計画だったが、11月25日に企業が細胞の培養や加工を行えるようになる「再生医療新法」が施行されたことから、薄毛を治療するためヒトの毛髪を再生する研究を本格的に始めることになった。

レプリセルライフサイエンスと提携

資生堂は、2013年7月に、頭髪の再生医療の事業化に向けて、カナダのバイオベンチャー・レプリセルライフサイエンスと毛髪再生医療に関する技術提携契約を結んでおり、2018年頃に毛髪再生医療の実用化を目指す計画なのだ。

2014年5月には、毛髪の再生医療の研究拠点を神戸市のポートアイランド内の神戸医療産業都市にある賃貸ラボ施設「神戸バイオメディカル創造センター」内に研究施設を開設した。

資生堂の頭髪再生研究所

この施設では、昨年7月に提携したレプリセルライフサイエンスの技術を活用し、頭皮の一部を切り出して毛根の細胞をとり出して培養し、再び患者の頭皮に戻して毛髪の再生につなげる移植医療を研究する計画なのです。

 

レプリセルの頭髪再生技術

資生堂が提携したカナダのレプリセル社は、自家細胞移植技術を利用して、腱障害、脱毛症、皮膚老化現象の改善・治療の研究開発を行っている会社です。

2014年後半には腱障害と脱毛症再生治療の臨床試験(第II相試験)をカナダとドイツで行う計画で、資生堂は毛髪再生医療技術に関する技術提携契約を、日本を含むアジアを対象ととして締結しているのです。

毛包由来の前駆細胞を使用した細胞再生治療 

 レプリセルの技術は、患者の頭皮から採取した前駆細胞を培養し、患者の障害の見られる部分に注入し回復を促す技術で、レプリセル社が10年以上におよぶ基礎研究・臨床研究を経て安全性を確認し、特許を取得しています。

医師が患者の頭皮から採取した特定の細胞を培養した後、脱毛部位に移植(注入)し、退縮した毛包を再活性化させ脱毛部位の健康な毛髪の成長を促す「自家細胞移植技術」です。

レプリセルの具体的な技術は下記のビデオで詳しく見ることができます。 

具体的な治療イメージ

髪が生えている後頭部から直径約5ミリの範囲で患者の頭皮を切り取り、毛髪の成長に関係するとされている細胞を体外で培養して増殖させます。その細胞を注射器で患者の脱毛した部分に注入し、発毛を促す仕組みです。手術は専門医が行い、細胞の培養などを資生堂が受け持つのです。

 

資生堂が頭髪再生医療の事業化に着手

 従来の植毛技術との違い

現在においても、自分の毛を違う部位に移植する植毛が行われていますが、資生堂では従来の植毛技術との相違や特徴については下記の点を挙げています。

<技術の特徴>

  1. 植毛のように広範な頭皮の切除は不要なため、外科施術における身体的負担が小さい
  2. 患者自身の細胞を移植するため、リアクション(移植後の拒絶反応など)のリスクが小さい
  3. 育毛料と比べ、一度の施術で効果の持続が期待できる
  4. 男女問わず応用が期待できる
                                          (資生堂プレスリリースより、 2014/4/21

治療費は?

気になるのは治療費。

現在おこなわれている、自分の後頭部からハゲた部分に移植する自毛植毛では、1,000本で数10万円から200万円以上もする。

資生堂新領域研究センターの再生医療プロジェクト室長である岸本治郎氏は「当初は脱毛外来を持つ大学病院などの基幹病院で、有効性を確認しながら提供し、2018年には広く使えるようにしたい」、「価格は自毛植毛と勝負できる価格設定にする」とのことで、治療費は数10万円程度に抑えられる可能性もあると見られている。

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資生堂の育毛事業

資生堂と言えば女性用化粧品をイメージしますが、実は明治5年に創業し、明治13年には育毛剤の販売を開始しており、育毛事業の歴史は長いのです。

1872年(明治5年) – 日本初の洋風調剤薬局として福原有信が東京・銀座に「資生堂薬局」創業
1880年(明治13年) – 育毛剤の販売開始
1888年(明治21年) – 日本初の練歯磨「福原衛生歯磨石鹸」発売
1897年(明治30年) – 化粧品業界へ進出、高等化粧水「オイデルミン」発売
1898年(明治31年) – 「香油 花つばき」発売

1982年には「薬用不老林」、2005年には、育毛成分「アデノシン」を配合した「薬用アデノゲン」を販売。2011年2月からアデノシンや和漢植物成分などを配合して商品化した「アデノバイタル」を商品化し、国内美容サロン向けに投入するなど、育毛事業には長い歴史があるのです。

国内の発毛・育毛市場は資生堂と大正製薬が牽引しているのですが、第1種医薬品や医薬部外品に指定されている発毛・育毛剤開発には、糖尿病や癌などにおける新薬開発と同様に、研究開発には数100億円にのぼる研究開発資とおよそ10年の開発期間がかかるともいわれ、国内化粧品市場が伸び悩むなか、再生医療に商機を見いだすもくろみとみられるのです。

 

資生堂の育毛剤

1982年には「薬用不老林」、2005年には、育毛成分「アデノシン」を配合した「薬用アデノゲン」を販売。2011年2月からアデノシンや和漢植物成分などを配合して商品化した「アデノバイタル」を商品化し、国内美容サロン向けに投入するなど、育毛事業には長い歴史があるのです。

不老林

正式な名前は、『薬用不老林 頭皮用育毛料』というのですね、、、。頭皮用育毛料、、、。

発売開始は1982年ですから、非常に息の長い男性用の育毛剤です。

ラインアップもたくさんあります、、、

・薬用不老林
・不老林ライブアクト
・不老林ライブアクトG
・不老林ライブアクトXGブラック
・不老林ライブアクトXブラック

成分的には、頭皮環境を整え、頭皮の血行を促進することにより発毛を促進します。

資生堂の不老林

薬用アデノゲン

2005年に発売を開始した、育毛成分「アデノシン」を配合した育毛剤。アデノシンは咲いたいない成分ですが、アデノシンは毛乳頭細胞を刺激し、発毛因子であるFGF-7を分泌させ、発毛を促しることが分かっています。

男性用の『薬用アデノゲン』と女性用の『薬用アデノゲングレイシィ』があります。

アデノバイタル

2011年2月にアデノシンや和漢植物成分(サンショウエキス)などを配合した「ザ・ヘアケア アデノバイタル スカルプエッセンス」を発売しました。、国内だけでなく、アジア一円も販売され、230万本を超える好調な売上を記録しているそうです。

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