薄毛の育毛剤を選ぶ時の注意点

 日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。

 

はじめに

あなたは、

薄毛の育毛剤を選ぶ時の注意点

をご存じですか?

 

育毛剤を選ぶ時には注意が必要です。

せっかく高価な育毛剤を選んでも貴方の薄毛には効果がないこともあるのです。

  • 人気があるから、、
  • 友達が使っているから、、
  • 大きなメーカーが作っているから、、

このような理由で育毛剤を選んではいけません。

 

育毛剤を選ぶ時の注意点とは、、

 

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育毛剤を選ぶ時に注意すること

 

育毛剤には法的な分類があることをお話ししました。

  1. 医療用医薬品
  2. 一般医薬品
  3. 医薬部外品
  4. 化粧品

の4つでしたよね。

これは薬事法という法律で分類された分類ですから、この分類で選んでも貴方の薄毛に効果が有るとは限らないのです。

貴方の薄毛に最も効果が有る育毛剤を選ぶには、[作用]で選ばなければなりません。

 

キャッチコピーに惑わされてはいけません

育毛剤のキャッチコピーにはいろいろあります。

  • 世界毛髪研究会議(WCHR)で最優秀賞を受賞
  • 世界で初めて毛包・毛髪強化に関わる 3つのタンパク質の同時増加を確認
  • 毛穴の奥の奥に詰まっている余分な皮脂を除去し、大掃除⇒世界初!
  • 足度97.2%
  • 1~2ヶ月以内で育毛を実感
  • 6ヶ月以内に効果を実感した方がなんと87%
  • 世界各国から特許として認められた薬用育毛剤

何だかどれも凄いキャッチコピーで、明日にでも生えてきそうな勢いです。

しかし、

育毛剤はキャッチコピーで選んではいけません!!

 

貴方の薄毛に合った育毛剤を選ぶには、[作用]で選ばなければいけません。

 

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 育毛剤の作用の違いとはなにか?

育毛剤はその作用によっていくつかに分類されます。

  1. 男性ホルモン抑制
  2. 血行促進
  3. 皮脂分泌抑制
  4. 頭皮保湿

これらの作用は、薬事法による「医薬部外品」の申請時に規定されるものです。

育毛剤の作用はボトルや箱の裏側に記載されています。

育毛剤の注意書き

 

しかし、細かな字で書かれており、なかなかどの分類に相当するのか素人ではわかりにくいと思います。

各作用の特徴は次のとおりです。

 

男性ホルモン抑制作用

5α-リダクターゼを抑制してジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑える作用です。

 

血行促進作用

頭皮の血管を拡張させ、頭皮の血行を良くして毛母細胞や毛乳頭を活性化する作用です。

 

母細胞活性促進

主にIGFなどと言われる毛母細胞や毛乳頭細胞を刺激する物質の分泌を促し、発毛を促進する作用です。

 

皮脂分泌抑制

毛穴の奥にある皮脂腺から皮脂が分泌されますが、過剰に分泌されると毛穴が詰まったりして毛の成長が抑制されるので、皮脂の分泌を抑える作用です。

 

頭皮保湿

頭皮が過度に乾燥するとフケが出たりかゆみを伴ったり、また髪のキューティクルを損傷したりするので、頭皮の乾燥を防ぐ作用です。

 

育毛剤は薄毛の種類によって選ぶ必要がある

ハゲには2種類有るということをお話ししましたが、憶えておられるでしょうか。

M字ハゲとO字ハゲ

 

そうですね、M字ハゲとO字ハゲでしたね。

多くの若い男性のハゲはM字ハゲで、貴方の若ハゲもM字ハゲだと思います。

M字ハゲの原因を憶えておられますか?

そうでしたね。

 

男性ホルモンであるテストステロンが、5α-リダクターゼによってジヒドロテストステロン(DHT)に変わり、DHTが毛乳頭に作用すると育毛を抑制してしまうのでしたよね。

M字ハゲの原因は男性ホルモン

 

ですから、M字ハゲでは、5α-リダクターゼを抑制する必要があるのです。

 

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若ハゲには男性ホルモン抑制作用のある育毛剤

M字ハゲ、いわゆるAGA(男性型脱毛症)には、男性ホルモン作用の有る育毛剤でなければ大きな効果はありません。

  1. 男性ホルモン抑制   → プロペシア(医療用医薬品)、プランテル
  2. 血行促進                 → リアップ(医療用医薬品)
  3.  毛母細胞活性促進    → M1ミスト
  4. 皮脂分泌抑制            → スカルプD(シャンプー)
  5. 頭皮保湿

 

男性ホルモン抑制作用の有る育毛剤は、【フィンジア】という育毛剤が一番効果が有ると言われています。

男性ホルモン抑制作用の有る医薬品としては、「飲む育毛剤」として有名になったプロペシアが有りますが、医療用医薬品ですから、皮膚科かAGAクリニックへ行って医師の診察を受けて処方箋を貰わないと入手することができません。

また、プロペシアは生殖機能に対する副作用の懸念があることや、20歳未満の男性、女性、の服用は禁止されていますので、このサイトではプロペシアはオススメしていません。

リアップは国内で一番売れている育毛剤で、一般医薬品ですが薬局で購入出来ます。

リアップの作用は血行促進作用です。

リアップはもともと高血圧の薬として開発された化合物で、高血圧の薬としては開発に失敗したのですが、副作用として発毛促進作用が有ることは分かり、育毛薬として転用開発されたのです。

リアップももちろん良い育毛薬なのですが、貴方の若ハゲ(AGA)の原因である、5α-リダクターゼ抑制作用がないのです。

AGAを防ぐには、リアップだけでは十分でないのです。

男性ホルモン抑制作用の有る育毛剤 + リアップ であれば万全です。

 

いかがでしたでしょうか?

貴方の若ハゲに最も合った育毛剤の選び方をお分かりいただけたでしょうか。

 

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