プロペシアのとんでもない副作用|週刊現代

 

日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

今年も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。

 

はじめに

今日はプロペシアの副作用の話です。

海外では非常に問題になっているのですが、日本では話題にならないのが不思議なのですが、、

 

週刊現代をお読みになりましたか?

「プロペシアにとんでもない副作用」という記事ですが、

大阪の医者が医薬品医療機器総合機構に告発したというのです。

その副作用とはポストフィナステリドシンドロームです。

このサイトではもう1年も前にお知らせしていますから読んでくださったと思います。

しかし私は、国内では医師ですらこの副作用を知らない方が多いのか、、と驚きました。

ポストフィナステリドシンドロームはアメリカでは訴訟問題にまでなっているのですが、

国内ではこの副作用を知らない臨床医も多いのです。

プロペシアでを飲もうかと考えているあなたはご存じですか?

 

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プロペシアのとんでもない副作用とは

さて、週刊現代の記事の内容を見ていましょう。

週刊現代が報じたプロペシアの副作用とは

大阪に住む55歳の上山さんは、

45歳をすぎてから頭頂部の薄毛がきになり、“AGAはお医者さんに相談しよう”というTVコマーシャルを見て大阪市内のクリニックを訪れたのです。

 

そのクリニックは中村幸生医師が院長を務める中村クリニックで、内科、外科の他に10数年間にわたってAGA(男性型脱毛症)の治療も手がけている。

中村医師は上山さんにプロペシアの副作用を説明した後にプロペシア1mgを28日分処方したのだが、

その時に説明したプロペシアの副作用とは、

  • 性欲減退
  • 勃起機能不全
  • 射精障害
  • 肝機能障害

など、プロペシアの添付文書に記載されたもの。

 

そして、上山さんは異常に気づく

  • 勃起しない
  • 性欲がない

そこでプロペシアの発売元MSDに電話相談したところ“休薬を薦められた”のです。

 

しかし、問題はその後なのです、、

そして服薬を中止して1ヵ月を経過しても副作用が回復しないことから中村クリニックを再受診。

その時の上山さんの症状は、

  • 性欲減退
  • 勃起不全

だけではなく、

  • 抑うつ状態

もみられ、

  • 耳鳴り
  • 視力減退

もあり、

最悪時期の3ヵ月間はほとんど寝たきりで、

仕事もまともにできず

絶望感から飛び降り自殺をしようかとまで思い悩んだのだそうです。

 

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プロペシアのポストフィナステリドシンドロームとは

中村医師も、最初はプロペシアの副作用がこれほど長く続くとは思わなかったそうですが、

いろいろ調べていく内に、

海外ではポストフィナステリドシンドロームが問題になっていることを知った

といいます。

 

ポストフィナステリドシンドロームとは、Post-finasteride syndromeのことで、フィナステリドを止めた後の症状群ということですが、フィナステリドはプロペシアの化学品名です。

服用を止めてもプロペシアの副作用は治まらない

ポストフィナステリドシンドロームは、プロペシアの服用を中止してからも続く副作用なのです。

と、このサイトでは再三にわたってお伝えしてきたのですが、国内ではポストフィナステリドシンドロームを知らない臨床医も数多いのです。

 

国内のプロペシアの添付文書にも、

勃起不全や性欲減退などの性機能に関する副作用が1~5%の頻度で見られる

と記載されています。

しかし、問題なのは、

プロペシアの服用を中止してからもみられる副作用なのです。

 

この副作用は、

2011年1にジョージワシントン大学のマイケルアーウイング博士が、泌尿器科の専門学雑誌Sexcail Medicine Reviewsに問題を提起したことから始まりました。

2014年には、アメリカではポストフィナステリド症候群財団(The post-finasteride syndrome foundation)が設立され、
プロペシアの服用を中止した後の後遺症に関する研究が行われています。

 

既にこのサイトでもお知らせしたように、

ポストフィナステリドシンドロームでは、性機能だけではなく、

  1. 気分障害
  2. 認知機能障害
  3. 自傷や自殺願望

などの深刻な副作用が見られることが明らかになっており、

2016年1月には、WHOもポストフィナステリドシンドロームのデータベースを公開し、

  1. 自殺願望や自殺
  2. 自傷行為

が急増していることが明らかになり、

イタリアのトリエステ大学の研究グループは性機能以外に、

  1. 喜びや希望の感情の低下
  2. 集中力の低下
  3. 筋力低下

などが見られると報告しています。

 

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国内ではポストフィナステリドシンドロームが知られていない

中村医師も週刊現代の取材で、

「上山さんが再び来院されたとき、私はその症状がプロペシアの副作用であるかどうか半信半疑でした、、」

と答えていますが、国内では多くの医師がプロペシアのポストフィナステリドシンドロームを知らないのです。

 

その理由は、週刊現代によれば、

中村医師の問い合わせに対して、国内のプロペシアの販売会社であるMSDは、

ポストフィナステリドシンドロームの存在は認識しているが、それが真実であるかどうかは疑わしい

と回答したというのです。

 

MSDの医者や薬剤師に対して処方状の注意事項や副作用を伝える添付文書には、

注3)市販後において、投与中止後も持続したとの報告がある。

と1行で記載されているだけなのです。

これでは、医者や薬剤師はポストフィナステリドシンドロームについて知らないのは仕方がないのかもしれません。

 

週刊現代によれば、中村医師は、医薬品の副作用について監視する厚生労働省の独立法人である医薬品医療機器総合機構にポストフィナステリドシンドロームの発生を報告したのですが、積極的な調査をおこなうような姿勢はなく、中村医師は不信感を抱いたそうなのです。

 

ポストフィナステリドシンドロームの発生率は約1.4%とそれほど高くはありません。

しかし、

プロペシアは国内では2005年12月に発売され175万人が服用したと推定され、

さらに、

海外からの個人輸入での服用患者はその3倍はいると見られているのです。

 175万人 x 3 x 1.4% = 73,500万人

ということで、ポストフィナステリドシンドロームの患者は累計で73,500万人も発生している可能性もあるのです。

 

これら、73,500万人のポストフィナステリドシンドロームの患者が、

  1. 気分障害
  2. 認知機能障害
  3. 自傷や自殺願望

を訴え、

  1. 自殺願望や自殺
  2. 自傷行為

にさいなまれ、

  1. 喜びや希望の感情の低下
  2. 集中力の低下
  3. 筋力低下

を感じても、

国内の医者の多くは「ポストフィナステリドシンドローム」を知らずに処方している可能生があるのです。

 

まとめ

男性にとってAGAは予防したいものです。

ザガーロも5α-リダクターゼ抑制作用のある化学薬品であることからプロペシアとおなじ副作用が懸念されオススメできません。

長年、育毛剤の検討を続けてきましたが、安心してオススメできる育毛剤はフィンジア、そして低出力レーザーを用いた育毛機器のヘアマックスです。

 

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