デブはハゲるの根拠を東大が科学的に証明した
日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。
はじめに
女性にモテない三大要素と言われるのは、
- チビ
- デブ
- ハゲ
で、いずれも「見た目」で実際はそんなことはないそうですが、、、
いずれにしても、男の三大コンプレックスのようです。
特に「デブはハゲる」といわれますが、
東京大学の研究グループは「デブはハゲる」を科学的に証明しました。
デブはハゲるには科学的根拠があった
女性にモテない三大要素ともいわれる「チビ」、「デブ」、「ハゲ」。
以前、デブがハゲる理由でご紹介しましたが、
肥満した人では、
- 頭皮の血行不良
- 皮脂分泌過剰
- 運動不足
などからハゲやすいと言われているのですが、
東京大学医科学研究所、東京医科歯科大学、日本医療研究開発機構、アデランスの研究グループは、
「デブはハゲる」にちうての科学的根拠があることを明らかにし、
世界的な科学雑誌であるNatureに掲載されました。
詳しく見る ⇒ 東京大学医科学研究所プレスリリース
Obesity accelerates hair thinning by stem cell-centric converging mechanism
詳しく見る ⇒ Natureオンライン版
研究グループは、肥満は糖尿病や心疾患、認知症、がんなどの多くの加齢性疾患の原因となるが、老化と肥満の関わりは十分に解明されていないとして、
毛を産み出す毛包に対する肥満の影響を調べたのです。
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毛包というのは髪の毛の根元の部分で、
この部位には髪の毛を産み出す毛母細胞が有り、
毛母細胞が細胞分裂することによって髪の毛が産み出されるのです。
研究グループは、
マウスに高脂肪食を与えて肥満にしたところ、
6ヵ月間高脂肪食を与えたマウスでは毛の再生不全による薄毛や脱毛が起きることが分かったのです。
そこで、この高脂肪食で薄毛になったマウスの毛包を詳細に調べたところ、
- 酸化ストレス、脂肪滴、炎症性シグナルが発生し毛を再生させる経路が抑制されている
- 毛を再生させる経路が抑制されることによって毛包サイズが小さくなり毛が細くなる
ということが明らかになったというのです。
やはりデブでは、毛の産生が抑制されてハゲになるということなのですね。
しかし嬉しいことに研究グループは、
早期から予防することによって毛包幹細胞を維持することで脱毛症の進行を抑制できる
ことも明らかになったと報告しています。
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まとめ
デブ(肥満)は肥満、高血糖、血圧などとともにAGAの大きな原因です。
今回、デブにより毛包の活性化が低下していることが明らかになりましたが、
早期に予防することで脱毛を止めることができるのです。
デブはハゲだけでなく糖尿病や心疾患、認知症、がんなどの多くの疾患の危険因子であるのです。
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