円形脱毛症の原因と最新の治療法

円形脱毛症に悩む人は意外に多く、

日本では皮膚科の外来患者の3~5%が円形脱毛症で、

国内の円形脱毛症の患者数は156万人もいると言われています。

円形脱毛症はストレスで起きると良くいわれますが、

円形脱毛症の原因はストレスばかりではありません

円形脱毛症を治すのはなかなか困難なのですが、最近、円形脱毛症の新たな治療法が報告されました

その新しい円形脱毛症の治療薬は意外な治療薬です。

円形脱毛症で癌治療薬が発毛効果

円形脱毛症に悩む人は意外に多いのです。

日本においては、皮膚科の外来患者の3~5%は円形脱毛症で、国内の人口の1.2%、およそ156万人が円形脱毛症で悩んでいると言われています。

芸能人でも、辻希美さんや戸田恵梨香さんが円形脱毛症になったと告白していますし、ダレノガレ明美さんも中学の時にイジメが原因で円形脱毛症になったそうです。

 

円形脱毛症の治療は非常に難しいのです、、、、

しかし、最近、

アメリカのコロンビア大学の研究グループが、

骨髄線維症の治療薬であるルキソリチニブ(ruxolitinib)に円形脱毛症で発毛効果があることを明らかにしました。

 骨髄線維症とは癌の一種で、骨髄が線維化して硬くなり、造血が機能が障害される血液疾患で、厚生労働省の難病に指定されている疾患です。

Drug Restores Hair Growth in Patients with Alopecia Areata

Clinical trial results suggest that JAK inhibitor may be first effective treatment for people with an autoimmune type of hair loss

その有効性については、コロンビア大学がYouTubeで紹介しています。

研究の詳細は、

コロンビア大学の研究グループは、

  1. 中度から重度の円形脱毛症の患者 : 12人
  2. ルキソリチニブ(20mg) : 3~6ヵ月間を経口投与

したのです。

その結果、

  • 12人中9人で発毛が認められ
  • 4ヵ月で90%以上回復した

というのです。

写真も明らかにしていますが、4ヵ月でほとんど元通りに戻っていることが明らかです。

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しかし、残念なことに、

服薬を止めると、3人では再び髪が抜けてしまったそうですが、服薬する前よりは髪の毛は多い状態だそうです。

 

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今回の研究は、円形脱毛症の患者を対象にしたものですが、

コロンビア大学の研究グループは、次回の研究では、

一般的な脱毛症にも効果があるかどうかを調べるそうです。

プロペシアにしても4ヵ月では此処までの発毛効果はないので、
一般的な脱毛症にも効果があるとすれば、革新的な脱毛症治療薬になる可能性が大きいようです。

リウマチの治療薬でも円形脱毛症が治る

エール大学の研究グループも同様な研究結果を報告しています。

研究グループは、

マウスを用いた実験で、

円形脱毛症を発症したマウスに、

  • リウマチ治療薬であるトファシチニブを投与したところ
  • 12週間以内に円形脱毛症が完全に回復

し、投与を止めた後も、数ヵ月間は毛が残っていることを確認したのです。

さらに、

ヒトにおける臨床試験でも有効性を確認しています。

  • 中~重度の円形脱毛症患者

に、トファシチニブを投与したところ、

  • 治療開始から4~5ヵ月内に3人の患者の頭髪が完全に回復

したと報告しています。

円形脱毛症にリウマチ治療薬や癌治療薬が有効なのです。

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円形脱毛症の原因は自己免疫疾患

国内の円形脱毛症患者は156万人にものぼり、

  • その内の81.8%が30歳以下で発症し、
  • 15歳以下での発症が全体の20%を占めている

そうです。

円形脱毛症で悩んでいるのはあなただけではなく、多くの若い人が円形脱毛症で悩んでいるのです。

円形脱毛症の原因はストレスだと言われていますが、間違いではありませんが、余り正しくもありません。

円形脱毛症は自己免疫疾患

円形脱毛症の発症にはストレスも関与しているのですが、

 円形脱毛症の原因は自己免疫疾患なのです。

自己免疫疾患とは、あなたの免疫細胞が、あなた自身を攻撃してしまう病気なのです。

通常は、

免疫細胞は外部から侵入したウイルスや細菌などを攻撃するのですが、

 

自己免疫疾患では、

免疫細胞が自分の体の成分を外敵と見なして攻撃してしまうのです。

 

円形脱毛症では、

免疫細胞が毛根を攻撃して脱毛させてしまうのです。

 

自己免疫疾患は、円形脱毛症の他に、リウマチ、1型糖尿病、筋無力症、潰瘍性大腸炎、クローン病、バセドウ病など多くの疾患があり、昔は原因が不明で、膠原病と呼ばれていた病気です。

今回ご紹介した、ルキソリチニブも、トファシチニブは、自己免疫疾患に有効な治療薬で、IL-2、IL-4、IL-7などのシグナル伝達に関与する酵素(ヤヌスキナーゼ(JAK))を阻害し、免疫細胞の活性化を抑え、炎症反応を抑制する薬なのです。

最近の研究で、円形脱毛症は自己免疫疾患であることが明らかになりつつあり、今後も、リウマチなどの自己免疫疾患で開発された治療薬の円形脱毛症での有効性が確認されるかも知れません。

 

ルキソリチニブも、トファシチニブ国内で発売されています。

しかし、

ルキソリチニブとトファシチニブの適応症はリウマチや癌、骨髄線維症の適応で、円形脱毛症の適応では承認されていないのです。

また、残念ながら国内で円形脱毛症の適応で承認される見通しはたっていないようです。

自由診療で円形脱毛症の治療に使うことが希望であれば、大学病院や毛髪専門クリニックに相談しみたらいかがでしょうか。

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