プロペシアのジェネリックとその価格は

政府はジェネリック普及率を高めようと強硬な手段をとっている

ファイザーがプロペシアのジェネリックを4月6日に発売した

ジェネリック発売でプロペシアの価格破壊は起こるのか?

今後のプロペシアの価格変動を予測してみましょう。 

ジェネリックの普及で医療費削減?

政府の経済財政諮問会議は、2015年5月26日、財政健全化に向けて価格が安い後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用割合を、5年後の2020年までに現在の約50%から80%以上までに引き上げを目指す方針を示した。

これにより、国民医療費は1兆3,000億円削減できるとしている。 

ジェネリックの処方率を80%に

 

ジェネリックで医療費削減はできるのか?

国民医療費は1990年度から2000年までの10年間で20.6兆円から30.1兆円と約10兆円も増加しており、2000年度から2010年度の10年間でも30.1兆円から37.4兆円と7兆円も増加しているのです。

しかし、

平成25年度の国民医療費(予算ベース)の内訳を見てみると、国民医療費・42兆円のうち、薬剤費は9兆円と医療費総額の22%にしか過ぎないのだ。

ジェネリックで医療費削減

国のジェネリック普及目標は、2012年度末までの政府目標は「30%目標」であったが、2012年には2017 年度末までの 5年間に「60%以上」を目指すという、それまでの政府目標を倍増するような新たな目標値を示したいたのだが、今回の経済財政諮問会議の提案はさらにそれを上回るものだ。

強引なジェネリック普及策

急速に普及率が上昇しているジェネリックなのだが、その背景にはかなり強引な施策がみられる。

現時点でも各薬局にはジェネリックの処方率に応じた優遇制(逆に言えば強制)があるのだが、今後は、

  • 全ての保険者を対象に、ジェネリックの使用が進んだ保険者の保険料を軽減する
  • ジェネリックのでた先行品についてはジェナリック並みの保険償還しかしない
  • 薬局の技術料の見直し
  • 市販類似薬については、保険収載から外す

などの施策をとるとみられ、政府の強引なジャネリック普及は進みそうだ。

しかし、医者自身はジェネリックを飲みたがらないなど、ジェネリックの質の向上に対する施策はないのだ、、、

⇒ 医者はジェネリックを飲まない

さらに、気掛かりなのはジェネリックの原薬の調達先だ。

昨年末、政府はジェネリックメーカーに原薬の調達先に対するアンケート調査を行っているが、結果は公表していない。

2013年に行われた調査では、ジェネリックの約半数は原薬を国外から輸入しており、輸入先は韓国と中国なのだ。

⇒ 医薬品の原薬調達状況に関する調後発査結果

 

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プロペシアは自由診療

さて肝心の、プロペシアに対するジェネリックの影響なのだが、、、

プロペシアに対するジェネリックの影響は、

  1. 影響は限定的
  2. 価格に対するジェネリックの影響は少ない

というところだろう、、、。

プロペシアは自由診療

診療には、「保険診療」と「自由診療」とがあることをご存じでしょうか。

保険診療とは

 保険診療とは、健康保険が適応される診療で、保険診療を受ける限り、どこの病院や診療所で診察を受けても同じ金額で同じ診療を受けられるのです。るという「安心」があり、経済的負担が少ないため気軽に医療を受けられる様になりました。

しかし保険診療には「保険が利く範囲」があり、病気ごとに検査内容や使用できる薬などが決まっています。自由競争の規制、政府の医療への干渉、それによる医療の質の低下、患者の選択の自由の制限などの弊害もあります。診療報酬の組み立てが「出来高払い」であるため、「薬漬け」や「不用な検査」を行う医者ほど収入が上がり、良心的で診断の正しい医師は淘汰されるという傾向もあります。

カゼや胃腸炎のように治りやすい病気や、確実に治る治療法が確立されている場合には、保険診療は非常に恩恵のある診療と言えます。しかし、通常の医療(西洋医学)で治らないような病気に対しては、診療内容に大きな制約が加えられている保険診療は、必ずしも最良の医療が受けられるとは限りません。

自由診療

自費診療ともいわれ、「保険が効かない」診療です。例えば、美容整形は病気治療ではないので、保険では認められませんし、歯の治療でも保険で認められている材質以外の良い材質のものを使う場合には自費になります。
脱毛も円形脱毛や抗癌剤などによる一部の脱毛を除いて保険診療は認められていないのです。

自由診療における薬価

保険診療における治療薬については、薬価収載といって価格が決められ、どの病院や診療所でも同じ価格ですが、自由診療が対象の薬は薬価収載はされないので統一価格はないのです。

薬価未掲載薬では、製薬企業からの「希望価格」が提示され、各医療機関はその価格を参考にして自由な価格で処方しています。したがって、プロペシアの価格も医療機関によって安いところもあれば、参考価格そのままの価格もあるのです。

プロペシアの希望価格は250円です。

自由診療でも医療費控除ができる

プロペシアの価格は1日250円。

1年間に薬代だけでも9,125円になり、1年間の診察代も含めれば10万円以上になりますので、年度末に医療費控除が受けられます。

医療費控除とは、自分自身や扶養する家族のために、1月1日から12月31日に10万円以上の医療費を支払った場合に、所得控除を受けることができる制度です。 

5年前までさかのぼって医療費控除を受けることができますので、医療機関の領収書、通院のかかった交通費やタクシー代などの領収書などは大切に保管しておく必要があります。

プロペシアのジェネリックの価格は下がるか?

プロペシアのジェネリックは4月6日にファイザーから発売されました。

発売開始後のジェネリックの売れ行きは良いようです。

月刊ダイアモンド(2015年4月20日)

発売日からの1週間。

プロペシアの格安販売で知られる東京・新宿ウェストクリニックでは、プロペシアの販売数が約3,000錠だったのに対し、ファイザーの後発品はなんと約4万錠。

10倍以上の大差がついたという。

プロペシアの希望価格は、1日250円ですから、28日では7,000円ですが、AGA治療で有名な東京・浜松町第一クリニックでは6,000円だと宣伝しています。

プロペシアのジェネリックの価格

一方、東京・ルネッサンスクリニックではプロペシアの価格を4,200円(初回のみ)で販売しています。

ルネッサンスクリニックのプロペシア価格

プロペシアとジェネリックの価格破壊は来るのか?

プロペシアとプロペシアのジェネリックの価格は下がるのだろうか?

特許が切れるのは2019年10月と思われていたプロペシアのジェネリックをファイザーが発売したということは、国内におけるプロペシア特許が切れていると思われます。

製薬会社の数社が今年中にプロペシアのジェネリック発売の準備中とのうわさもあり、さらにジェネリックが発売されるとなると、先行品のプロペシアとジェネリックの価格競争による価格破壊がおこる可能性もあります。

バイアグラの例を見る

同じ自由診療のED治療薬バイアグラの場合を検証してみましょう。

ファイザーのバイアグラ

バイアグラについては2014年5月にジェネリックが発売されました。

東和薬品のシルデナフィル

ジェネリック第一号は東和薬品で、1錠が1,200円でしたがその後9社からジェネリックが発売され、現在の価格はおよそ900円で、バイアグラより40%下がりました。

 

  • バイアグラ価格  : 1,500円
  • ジェネリック価格 :  1,200円(ジェネリック発売開始時)  →  900円 (10社がジェネリックを発売)

 

プロペシアについても、今後、ジェネリックの発売が相次げば150円位になる可能性はあると思われます。

⇒ フィンペシアはプロペシアのジェネリックではない

海外からの個人輸入ではなく正規のジェネリックを服用することをお薦めします

 

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