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欧州でもプロペシアのうつ病や自殺の副作用を警告

日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

今年も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。

 

はじめに

韓国でプロペシアにはうつ病や自殺の副作用があるとの警告を出したことは先日お知らせしましたが、

8月4日、欧州でもプロペシアのうつ病や自殺の副作用があるとの警告を出しました。

欧州医薬庁はプロペシアなどのフィナステリド製剤の添付文書に、

  1. うつ病
  2. 自殺衝動
  3. ED

などの副作用を明記するようにとの指示を出したのです。

このプロペシアの副作用はフィナステリド症候群といわれ、

プロペシアの服用を止めた後にも消えない副作用なのです。

国内では問題にしていないのですが、

このままプロペシアを飲み続けても大丈夫なのでしょうか?

 

 

欧州でもプロペシアのうつ病や自殺の副作用を警告

韓国でプロペシアにはうつ病や自殺の副作用があるとの警告を出したことはもう既にご存じだと思います。

 詳しく読む ⇒ 韓国がプロペシアの副作用を勧告

 

欧州においても、欧州医薬品局はプロペシアやプロペシア・ジェネリックなどのフィナステリド製剤について、

添付文書にうつ病と自殺念慮の追加を勧告

しました。

               詳しく読む ⇒ コチラ

 

これは8月4日の、Post-Finasteride Syndrome Foundation(ポストフィナステリド症候群財団)の最高責任者であるJohn Santmann氏の2017年の年報における演説で明らかになったのですが、

John Santmann氏は、

今回の欧州と韓国による決断により、地球上の誰もがプロペシアの危険性を知らないことはなくなるだろうとの希望の光が見えたと述べています。

 

英国、韓国、そしてフランスでは、

プロペシアの添付文書にうつ病と自殺念慮の警告を記載することが義務づけられたのですが、

 

欧州医薬品庁(European Medicines Agency:EMA)は今月中に、

オーストリアやイギリスと31のEU加盟国が、

プロペシアの添付文書にうつ病と自殺念慮の副作用の記載する

ことが義務づけれたのです。

 

さらに、

ポストフィナステリド症候群財団(Post-Finasteride Syndrome Foundation)はプロペシアの定期安全性アップデートにおいて、

    詳しく読む ⇒ Post-Finasteride Syndrome Foundation

フィナステライド5mgの服用において、

新たに、

  • 自殺行動 : 1例
  • 自殺念慮 : 1例

の2件の重篤な症例が受け入れ、

  • 現在までに51件の自殺念慮

の報告を受けていると述べています。

 

今までの説明でたびたび出てきた「自殺念慮」というのは、

「自殺願望」は「死にたいという思い」であるのに反し、「死ななければならないという思い」が「希死念慮」なのです。

 

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プロペシアの副作用は服用を止めても消えない

ポストフィナステリド症候群財団は、

プロペシアの添付文書にうつ病と自殺念慮の警告を記載することが義務づけ

たのですが、

添付文書というのは医薬品につけられている、医者や薬剤師などにたいして薬品の有効性や副作用などを知らせる文書ですがら、

患者が直接目にするものではありません。

 

ポストフィナステリド症候群というのは、プロペシアの服用を中止した後に見られる副作用です。

プロペシアの副作用としては、

  1. 性欲の減退
  2. 勃起不全
  3. 精液減少

などの、性機能に関する副作用と、

  1. 肝機能障害

などの副作用があることが知られています。

 詳しく読む ⇒ プロペシアの性機能に関する副作用

 

ポストフィナステリド症候群というのは、プロペシアの服用を中止した後に見られる副作用で、

プロペシアの服用を中止しても、

  1. うつ病
  2. 自殺念慮
  3. 性機能不全
  4. 肝機能障害

などの症状が見られるのです。

  詳しく読む ⇒ ポストフィナステリド症候群

 

海外では5年ほど前から問題になり、ポストフィナステリド財団が設立され、訴訟問題も起きているのです。

 

しかし国内では、

性機能に関する副作用ですら「気持ちの問題」として深刻に受け止められておらず、

ポストフィナステリド症候群については、

週刊現代で「プロペシアのとんでもない副作用」として取り上げられた程度です。

 

 

      詳しく読む ⇒ プロペシアのとんでもない副作用

 

ポストフィナステリド症候群は海外ではこれだけ問題になっており、お隣の韓国でも先月に重大な副作用としての記載が義務づけられたのです。

プロペシアはAGAに最も効果がある医療用医薬品であることは間違いありませんが、海外ではこのような問題が起きていることだけは頭に入れておいてください。

 

医薬部外品の育毛剤にも「フィンジア」のようにプロペシアとリアップの療法の効果があり副作用のないものもあるのです。

さらに、アメリカではAGAの医療器具として承認された「ヘアマックス」のような治療器具も入手できるのです。

 

プロペシアを服用している方、これからプロペシアを飲もうと思っている方は、受診時には担当医にポストフィナステリド症候群の説明を必ず受けて下さい。

また、個人輸入で海外からプロペシアのジェネリックを購入して服用することは絶対に止めるべきです。

 

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