ヘアフィラーの再生医療で薄毛を増毛

日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

今年も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。

 

はじめに

ヘアフィラーという髪の毛の再生医療をご存じですか?

私もあまり良く知らなかったのですが、

大阪で開催された第35会日本美容皮膚科学会に出席してセミナーを聴講してきました。

ヘアフィラーは広義の再生医療による薄毛治療で、

韓国のケアジェン社が独自に研究開発した治療法で、

7種類の機能性アミノ酸を含有した治療液を頭皮の皮内に注射による治療法ですが、

ヘアフィラーは飲み薬や外用薬で効果がなかった人でも効果があったというのです。

 

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ヘアフィラーは薄毛の再生医療

ヘアフィラーというのは発毛や育毛を活性化して薄毛を解消する技術です。

ヘアフィラーは広義の再生医療といっても良いでしょう。

 

薄毛の再生医療には、

  1. 毛母細胞や毛包を再生させて発毛を促進する
  2. 毛母細胞や毛包を活性化して発毛を促進する

という2つの方法があるといえるでしょう。

 

1番目の方法は、「資生堂の毛髪の再生医療」、「京セラと理研の頭髪の再生医療」などの薄毛の再生医療で、

2番目の方法は「HARGE療法」、「PRP療法」などの方法だといえるでしょう。

 

少し前になるのですが、大阪市で開催された日本美容皮膚科学会のランチョンセミナーで、

ヘアフィラーに関する講演があり、ヘアフィラーの考案者である韓国のYongji Chung氏の発表もありましたので聴講してきました。

 

このセミナーでは、

「機能性ペプチドを用いた薄毛治療の新たな試み~ヘアフィラー・ぺロバームによる臨床報告~」

       座長:山田秀和(近畿大学医学部奈良病院)

講演1: DR.CYJ Hair Filler & Pelo Baum Hair Revitalizing System
      Yongji Chung(CAREGEN CO.Ltd)

講演2: DR.CYJヘアフィラー 機能性ペプチドを用いた毛髪再生医療
      石井 良典(大宮スキンクリニック)

講演3: 当院における薄毛治療の新たな試み
      堀内 祐紀(秋葉原スキンクリニック)

という内容で、

ヘアフィラーを開発したYongji Chung(チョン・ヨンジ)氏のヘアフィラーの説明や有効性についての説明

薄毛治療クリニックにおける実際の治療効果について発表されました。

 

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ヘアフィラーは韓国で開発された薄毛の再生医療

ヘアフィラーは、Hair Fillerと書きます。

Hair は髪ですし、FillerはFillは、満たす、充満するということですから、Hair Fillerは「髪を再生するもの」という意味でしょう。

 

ヘアフィラーは、ヘアフィラーを開発したYongji Chung(チョン・ヨンジ)氏が社長を務める、

韓国のCAREGEN Co.Ltd.(ケアジェン社)の製品です。

ケアジェン社は、 2001年8月に設立された会社で、機能性アミノ酸や成長因子を研究開発している会社です。

 

ヘアフィラーはこれらの機能性アミノ酸や成長因子を組み合わせたもので、

ヘアフィラーには、

 

  1.  毛包形成を促進
  2.  毛乳頭形成を促進
  3.  薄毛の原因や発毛を抑制する蛋白を減少
  4.  活性酸素による毛包・毛乳頭のアポトーシス(細胞死)から保護
  5.  血管新生や血流を改善

する作用が有り、薄毛を解消するというのです。

 

ヘアフィラーは薄毛に有効な7種類のペプチド

ヘアフィラーには、

7種類のハイブリッドペプチドが含まれているそうです。

 

7種類のハイブリッドペプチドとは、

  • オリゴペプチド-54 : 発毛を抑制し薄毛の原因であるDKK-1蛋白を減少する
  • デカペプチド-10 : 活性酸素による毛包や毛乳頭のダメージを抑制
  • オクタペプチド-11 : 血管新生や血流改善作用

などの、発毛に有効な7種類のペプチドが含まれています。これらのハイブリッドペプチドが発毛増殖因子と同じ働きをすることで、髪を力強く再生します。

詳しくみる ⇒ DR.CYJ HAIR FILLIR

 

これらのペプチド配合体は全てケアジェン社が開発したもので、

  • 髪の再成長
  • 頭皮の再構築
  • 毛母細胞の増殖促進

に有効性があるとして特許取得済みだそうです。

 

ペプチドというのはアミノ酸が2つ以上結合した物質で、体内では非常に多くのペプチド働いて生体機能を維持しているのです。

ヘアーフィラーには、増毛シグナルを刺激したり、毛母細胞の増殖を促したり、脱毛の原因を阻害するな、発毛を増進し薄毛の解消に有効な7種類のペプチドが配合されているのです。

 

ヘアフィラーは薄毛の部分に注射する

ヘアフィラーは頭皮への注入剤です。

歯科クリニックなどでも使われている笑気麻酔をかけて発毛を促進したい薄毛の部分の頭皮に注入するのです。

 

 

ヘアフィラーにはペプチドと供にヒアルロン酸が含まれており、徐々に放出されることから、効果が15日間持続するそうなので、

薄毛の治療では、

 

  • 1ヵ所に0.016〜0.05ml
  • 2週に1回
  • 合計4回

を、1~2cm間隔で頭皮の皮内に注射するのです。

 

さらに発毛効果を高めるため、

  • イトヒメハギ葉
  • コノテガシワエキス
  • イチョウ葉エキス

などの生薬を配合したシャンプーやローションの併用を勧めていました。

 

 

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ヘアフィラーの薄毛に対する効果

ヘアフィラーの薄毛治では、

2週間おきに注射を4回おこなうのが基本だそうですが、

発毛効果は2回目の注射くらいで出ることが多いそうですから、4~6週間で効果が見られると言うことです。

 

薄毛にもさまざまなタイプがあるのですが、

ヘアフィラーは、

  1.  AGA (男性型脱毛症)
  2.  びまん性脱毛症
  3.  円形脱毛症
  4.  非瘢痕性脱毛症
  5.  栄養不足による脱毛症
  6.  心身障害による脱毛症

と、ほとんど全ての薄毛に有効だそうです。

 

セミナーでは2人の育毛クリニックの医師が使用例を紹介しましたが、

写真を撮影できなかったので、ケアジェン社のサイトの写真をご紹介しましょう。

 

左側が施術前、右側が2ヵ月後です。

 

セミナーでの臨床成績でも、

  1.  頭頂部から効果が見られる
  2.  4回の注射で髪の密度と太さが約20%増えた
  3.  飲み薬や外用薬で効果がなかった人でも効果があった

などと報告されていました。

 

 

日本ではヘアフィラーは未承認であるために、医師が個人輸入をおこなって治療をしていますが、

ネットで検索するとかなり多くのクリニックでヘアフィラーによる薄毛治療をおこなっているようです。

 

 

ヘアフィラーによる薄毛治療は保険がきかない自由診療のためクリニックによって治療費は多少異なるようですが、

かなり違うようですが、1回の注射は5~6万円程度のようですから、

 20~24万円程度

ということのようです。

 

 

いかがでしたか?

世界初の機能性ペプチド含有のヘアフィラーの紹介でした。

韓国の会社ですが、きちんとした会社で信用のおける治療法のようです。

4~6週間で効果が見られ20~24万円程度とのことであれば試してみたくなるのですが、

気になるのは持続性

ですね。

1クール4回のヘアフィラーの注射で薄毛が解消した後どれくらい持続するのか、、、

また調べて報告いたします。

 

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