プロペシアの副作用でうつ病や自殺願望

先日は週刊現代が報じた、

国内でのポストフィナステリドシンドロームを紹介しました。

プロペシアの副作用は勃起不全などの性機能障害だけだと思っている方が多く、

プロペシアの服用を止めても

  • うつ状態になる
  • 自傷する
  • 自殺したくなる

というような副作用が起きることは驚いたことと思います。

そこで今日は、

プロペシアとうつ病の関係

について調べてみたのでお知らせしましょう。

プロペシアを飲んでいる人、飲もうとしている人必見です。

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プロペシアの服用を止めてもうつ病になる

先日は、週刊現代が報じた、

「プロペシアにとんでもない副作用」

という記事を紹介しました。

これは、

プロペシアを服用した55歳の男性が、

服薬を中止して1ヵ月経過しても性機能の副作用が回復しないだけでなく、

  • 抑うつ状態
  • 耳鳴り
  • 視力減退

の症状が出て、最悪の3ヵ月間はほとんど寝たきりで、仕事もできず、絶望感から自殺を思い立ったというのです。

そこで、プロペシア服用とうつ病についての論文を探してみました。

プロペシアの服用でうつ症状や自殺願望

今日ご紹介する1つ目の論文は、

2012年08月にアメリカのジョージワシントン大学のマイケル・アーウィング博士らの研究グループによって報告されたものです。

Men Who Used Propecia Risk Depression, Suicidal Thoughts.

44 percent reported suicidal thoughts. In the control group, just 10 percent had mild depressive symptoms with no cases of moderate or severe symptoms, and just 3 percent reported suicidal thoughts.

詳しく読む ⇒ 原著論文

なお、論文ではフィナステリドとプロペシアの化学物質名で表記していますがここでは国内での商品名のプロペシアと記載します

研究グループは、

  1. プロペシア服用中止後にも性機能障害がある男性 : 61名
  2. プロペシアの服用なく精神障害がない薄毛の男性 : 29名

について、

  • 聞き取り調査
  • うつ病の問診

をおこなったのです。

その結果、

プロペシアを服用していた男性では、

  • うつ症状  : 75%
  • 自殺願望 : 44%

プロペシアを服用していなかった男性では、

  • うつ症状 : 10%
  • 自殺願望 : 3%

と大きな違いが見られ、

研究グループは、

プロペシアの服用で抑うつ症状や自殺願望などの副作用が生じる可能性があることを患者に説明する義務がある

とコメントしています。

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プロペシアやザガーロでうつ病や自殺願望

もう一つの論文は、

つい先日、2017年3月20日にJAMA Internal Med誌電子版に掲載されたものですが、

カナダのウエスタン大学の研究グループは、

  • プロペシアでやザガーロは自傷とうつ病のリスクを上昇させる

と報告しています。

Association of Suicidality and Depression With 5α-Reductase Inhibitors

Conclusions and Relevance In a large cohort of men ages 66 years or older, we did not demonstrate an increased risk of suicide associated with 5α-reductase inhibitor use. However, the risk of self-harm and depression were increased compared with unexposed men. This is in keeping with postmarketing experience and patient concerns, and discontinuation of the medication in these circ umstances may be appropriate.

詳しく見る ⇒ 原著論文

論文では、フィナステリドやデュタステリドと化学薬品名で表記していますが、ここでは国内の商品名であるプロペシアでやザガーロと記載しました。

論文では前立腺肥大症の治療目的でプロペシアやザガーロを服用した男性を調査の対象にしていますが、

プロペシアやザガーロは、元々、前立腺肥大症の治療薬として開発されたのです。
開発の途中で副作用として発毛作用が確認され、その後に男性型脱毛症の治療薬としても承認されたのです。

 

 

研究グループは、

 そこで著者らは、5α-リダクターゼ酵素阻害薬の使用を開始した前立腺肥大の高齢男性に、自殺、自傷、鬱のリスク上昇があるのかどうかを明らかにするため、住民ベースの後ろ向きマッチドコホート研究を計画し、カナダのオンタリオ州の公的医療保険に関連する複数のデータベースから情報を得た。

オンタリオ州在住で、2003年1月1日から2013年12月30日までの間に、

  1. プロペシアやザガーロを服用していた前立腺肥大患者
  2. プロペシアやザガーロを服用していない前立腺肥大症患者

の約18万人を対象にしていますが、

プロペシアを服用していた患者は48.0%、ザガーロを服用していた患者は52.0%だったそうです。

 

これらの患者について、

  1. 自殺願望
  2. 自傷とうつ病

を調べたのです。

 

その結果、

プロペシアでとザガーロの服用者では、

自殺リスクの上昇はなかった

  1. 自傷リスクは服用から18ヵ月の間に上昇した
  2. うつ病は服用から8ヵ月の間に上昇した

という結果が得られたのです。

プロペシアやザガーロの服用で「自傷」や「うつ病」が上昇するのです。

なお、

自傷リスクの上昇は服用18ヵ以降は有意でなくなったのですが、うつ病のリスクは3年を超えてから上昇していたというのです。

 

研究グループは、

自殺リスクは上昇させなかったが、自傷とうつ病のリスクは有意に上昇しており注意を払う必要がある

と結論しているのです。

 

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プロペシアでなぜうつ病になるのか

 

このサイトでもお知らせしているように、各国の医療監視当局は、

プロペシアが服用患者に精神面に重篤な副作用を起こすことは早くから指摘していたのです。

アメリカの米食品医薬品局(FDA)は2011年に、

  • プロペシアは自殺と自傷のリスクを上昇させる可能性がある
  • 服用中止後も自殺と自傷のリスク上昇が持続する

ことを示唆していたのです。

 

しかし、

  • プロペシアがどうしてうつ病を引き起こすのか?
  • プロペシアがどうして自殺や自傷を引き起こすのか?

については、その作用機序はまだはっきりとわかっていないのです。

 

2015年にプロペシア(5mg)の長期服用で、

  • 勃起不全などの性機能障害の悪化
  • テストステロン濃度の低下

が起こるということが明らかになりました。

 

テストステロン濃度が低下すれば、最近、問題になっている男性更年期障害と同じ現象が起きるため、

  1. やる気がなくなる
  2. 疲れやすい
  3. 抑うつな気分

という症状が出ても当然なのです。

 

さらに、

プロペシアは脳内の神経ステロイドを減少させる

ということが分かっているのですが、

脳内の神経ステロイドは脳の興奮性を調節して気分を安定させる役割をしているのです。

 

女性は月経前になると、

イライラする

気分が落ち込む

眠くなって疲れやすい

などの精神的な不調がでる人が多いのですが、これは女性における脳内神経ステロイドであるプロゲステロンが減ることに起こる症状なのです。

 

プロペシアでの服用で、勃起不全や性欲減退などの性機能に関する副作用があることは多くの男性が知っていますが、

問題は、

プロペシアの服用を中止してから現れるポストフィナステリドシンドロームなのです。

プロペシアはAGAの解消には最も効果のある治療薬ですが、これらのことを十分理解した上で服用を開始してください。

躊躇するなら、フィンジアのような天然成分を主体としたAGAを解消する育毛剤を使用してください。

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